なぜ獲ったの…。鹿島アントラーズ、謎すぎた歴代外国人選手6人。不発に終わった世界最高峰のFWも
MF:ダ・シルバ(ブラジル) 生年月日:1974年3月5日 在籍期間:2003年10月~同年12月 Jリーグ成績:1試合0得点 鹿島アントラーズは2003年4月にクラウデシールというブラジル人MFを迎えた。8試合出場で2得点とそれなりの成績を残していたが、第13節のヴィッセル神戸戦で負傷したため、10月にブラジルに帰国している。同選手の登録抹消に伴ってやってきたのが、ダ・シルバだった。 クラウデシールと同じMFのダ・シルバは、大柄な前任者とは異なり、170cmと比較的小さな選手だった。ベルギーのロイヤル・アントワープでベルギーリーグの外国人選手のシーズンMVPを受賞した実績などを引っ提げて日本にやってきている。 しかし、出場はガンバ大阪戦の1試合のみだった。60分に途中出場でデビューしたものの、83分にベンチに下げられるという屈辱的な交代で、以降トニーニョ・セレーゾ監督がピッチに送り出すことはなかった。
FW:ファビオ・ジュニオール(元ブラジル代表) 生年月日:1977年11月22日 在籍期間:2004年 Jリーグ成績:13試合1得点 ファビオ・ジュニオールは、1997年にクルゼイロ(ブラジル)でプロデビューし、1998シーズンはリーグ戦32試合で18得点を挙げ、同年夏にイタリアの名門ローマに高額な移籍金で加入した。さらに10月には20歳でブラジル代表デビューを飾り、サッカー王国でも期待の逸材だった。 しかし、ローマでの飛躍がうまくいかず、2000年にブラジル復帰すると、トニーニョ・セレーゾ監督の希望もあったようで、2003年に鹿島に加入した。開幕から先発で起用されたファビオ・ジュニオールだが、1stステージ第11節までで10試合に出て無得点という結果で、その後はメンバー外が続いている。シーズン終盤になって再び起用されたが、待望の初ゴールは最終節の名古屋グランパス戦だった。 その後、12月に天皇杯の川崎フロンターレ戦でも得点を決めて良い兆しを見せ始めたものの、シーズンを通しての活躍は周囲を満足させるものではなく、1年で契約が満了となっている。