松たか子、野木亜紀子氏当て書きの脚本にしみじみ しっかり者の姉役に不安も「私が演じて共感をしてもらえるだろうかと」
俳優の松たか子が10日、都内でTBS系新春スペシャルドラマ『スロウトレイン』(来年1月2日 後9:00)の制作発表会見に参加した。 【全身カット】二の腕チラリ!真っ白ワンピで登場した多部未華子 オリジナルの物語で、脚本を同局ドラマ『アンナチュラル』『MIU404』、放送中の日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』や映画『ラストマイル』などを手掛けた野木亜紀子氏が担当。家族の在り方を描く新時代のホームドラマで、松のTBSドラマへの出演は日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』以来6年ぶりとなる。松の姉弟役に多部未華子と松坂桃李が出演。さらに星野源、チュ・ジョンヒョクも出演する。 松が演じるのは、長女の渋谷葉子(しぶや・ようこ)。フリーの編集者で未婚。渋谷家の家長として両親と祖母と共に暮らしていた鎌倉の実家で暮らしている。野木氏は、松を当て書きして本作を書いた。松は「私は野木さんの本が初めてで。読ませていただいた時、私の演じた葉というのは地に足の着いた人だなと思って。私が演じて共感をしてもらえるだろうかと」と悩みもあったそう。 続けて「割と地に足の着いていない役が多いという…。しっかりしてない役が多いもんですから。こんなリアルな、しっかりちゃんとした人を演じられるかなとは思いました」と苦笑い。一方で「本当に面白い本で。こういうドラマをやらせてもらえる、声掛けてもらえることはとてもラッキーだと思った。初めての俳優さんも多い現場をとても楽しみにしていました。そこでいれば、野木さんがおっしゃった当て書きというとこに入れるのかな、うまく重なっていくのかな、と本当に祈るような気持ちででした」と現場を振り返っていた。 会見には、多部未華子、松坂桃李、星野源、チュ・ジョンヒョクも参加した。