「力強くて元気もらった」菊池恵楓園の文化祭 入所者の絵画や写真など500点を展示
KKT熊本県民テレビ
合志市にある国立ハンセン病療養所菊池恵楓園で文化祭が開かれました。展示されたのは、入所者が手がけた絵画や写真などです。
入所者の文化活動を通じてハンセン病を知ってもらい、社会とのつながりを深めようと、年に一度開催されている菊池恵楓園の文化祭。今年も菊池恵楓園の入所者や元入所者による絵画や写真、生け花などの作品約500点が展示されました。また、入所者の思い出の品を展示するコーナーなども設けられ、園内外から多くの人が訪れました。
■来場者 「なんかとても力強くてですね、反対に元気をもらったような気がします。いろんな人とお会いできて、今、そちらの革細工の方とちょっとお話しして購入しました」 現在約120人が入所している菊池恵楓園。入所者の高齢化が進み、平均年齢は87.4歳となりました。
■菊池恵楓園入所者自治会 太田明副会長 「皆さん高齢化の中で、いろいろリハビリとかの一環として作品を展示されていますので、高齢者の皆さん方の生きがいづくり、それと生活の潤いですね、そういったものをお互いに共有できればいいなと思っています」 文化祭は来年も開かれる予定です。