米民主党州の知事ら、トランプ氏政策に対抗する連盟結成
Stephanie Kelly Brad Brooks [13日 ロイター] - 米イリノイ、コロラド両州の知事は13日、トランプ次期米大統領の政策に抵抗するため、主に民主党が率いる州の知事らによる連盟、「民主党を守る知事たち」を結成して両氏が共同会長を務めると発表した。 連盟にはイリノイ州のプリツカー知事とコロラド州のポリス知事をはじめとする民主党知事らや州司法長官が参加し、移民から環境保護の巻き戻しまで、トランプ氏のあらゆる政策に抵抗していく。 ポリス氏は記者会見で「単に願っているだけではわれわれの民主主義を守れないため、(グループを)結成した」と述べ、力を合わせる必要性を強調した。 連盟は超党派のグループだと説明している。プリツカー氏は記者会見で、共和党高官らと「良い対話」を行ってきたと述べたが、高官らの具体名は示さなかった。 トランプ政権移行チームのキャロライン・リービット報道官は連盟の結成について、トランプ氏は「自身に投票しなかった人々も含め、全ての米国民に奉仕する」と述べた。 民主党州はトランプ氏1期目に何度も同氏の政策と闘ってきたが、同氏はエネルギー政策から移民制限に至るまで、非常に保守的な政策を押し通すことができた。