錦織圭、世界12位チチパスに接戦演じるもストレートで敗れて2回戦敗退[上海マスターズ]【テニス】
錦織圭、世界12位チチパスに敗れて3回戦進出ならず
10月4日、「ロレックス上海マスターズ」(中国・上海/ATPマスターズ1000)シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場の錦織圭(ユニクロ/世界ランク153位)は、第10シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/同12位)を6-7(6)、4-6のストレートで敗れ、3回戦進出とはならなかった。 【動画】錦織圭、世界12位を翻弄した繊細なタッチ&ストロークから流れるようにネットプレーへいきポイント 34歳の錦織は、前週行われたジャパン・オープンに6年ぶりの出場を果たすと、1回戦で元世界3位のマリン・チリッチ(クロアチア/同211位)、2回戦ではジョーダン・トンプソン(オーストラリア/同28位)を下して8強入り。準々決勝ではホルガー・ルーネ(デンマーク-同14位)からマッチポイントを握りながらも終盤に失速し、惜しくも勝利を飾ることはできなかった。 今大会も出場は6年ぶり。1回戦では今年6月に自己最高ランク29位を記録しているマリアノ・ナボーネ(アルゼンチン/同38位)にセットを失うも、第2セット以降は粘り強いプレーでリードを許さず。3-6、6-4、6-3の逆転勝ちで2回戦に進んだ。 この日の対戦相手となったのは、第10シードで2回戦が初戦となったチチパス。今年8月のATPマスターズ1000モントリオールで6-4、6-4のストレートで錦織が勝利している。 第1セット、錦織は身体の負担のことも考えてか、動きを抑えたプレー。正確なサーブや決め球の精度が高く、危なげなくサービスキープを続ける。リターンゲームでもチチパスのミスを引き出していくが、あと1本が遠くチャンスを握れない。互いにブレークポイントのないまま迎えたタイブレークでは、先にセットポイントを握った錦織だが、力が入ったか要所でミスが出てしまい6-7(6)でセットを失った。 続く第2セットも序盤こそ一進一退の攻防が繰り広げられたものの、徐々にストロークのミスが止まらなくなってきた錦織。左足首からふくらはぎにかけて治療を受けた。第7ゲームでリードを許すと、その後も流れを引き戻すことはできずにストレートで敗れた。 この日の勝利が、ツアーのハードコートでマッチ200勝目となったチチパスは、3回戦でアレクサンダー・ミュレー(フランス/同74位)と対戦。ミュレーは、2回戦で第18シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同22位)を6-3、6-2で下している。
Tennis Classic 編集部