21日東京都内で開いた日本企業とのミートアップイベント（ＫＤＢ産業銀行提供）

　韓国政府系のＫＤＢ産業銀行が、きょう23日から25日の日程で幕張メッセ（千葉市）で開催される「ジャパンＩＴウィーク」にブースを出展する。支援するスタートアップ８社の日本での事業拡大を狙う。 　同イベントに出展するのは、生成人工知能（ＡＩ）を基盤とした効率的なウェブ漫画の制作ソリューションを開発・提供するライオンロケットや、地面の状態を分析してリアルタイムで道路の安全情報を共有するサービスを開発するＤＡＲＥＥソフトなどのスタートアップ。 　レーダーソリューション企業のビットセンシングは、遠距離でユーザーの睡眠データを分析・提供するデジタルヘルスケアソリューションを披露する。 　今回出展する８社は、ＫＤＢ産業銀行が2020年から運営するスタートアップのアクセラレータープログラム「ネクストワン」で過去に支援企業として選抜された。 　■日本企業との関係強化も 　今回のイベント開催前の21～22日には、日本企業やベンチャーキャピタル（ＶＣ）との面談や日本市場に関する講義などのプログラムを開催して、現地でネットワークの構築を図った。日本の投資市場の動向について理解を深め、韓国スタートアップの日本市場の進出可能性を確認したという。 　ジャパンＩＴウィークは◇ジャパンＩＴウィーク◇ジャパンＤＸウィーク◇営業・デジタルマーケティングウィーク◇ＥＣ・店舗ウィーク――の４つの展示会で構成する最大級のＩＴ・デジタルトランスフォーメーション（ＤＸ）総合展示会。約700社が出展し、国内外から約４万3,000人が来場してビジネスマッチングを行うなど、各業界の最新情報を入手できる場となっている。