『ナンセンス・クリスマス With サブリナ・カーペンター』を手掛けたデザイナーが語る舞台裏
Netflixのクリスマス特番『ナンセンス・クリスマス with サブリナ・カーペンター』で、現代のポップクイーンにふさわしい「昔ながらのホリデーバラエティ番組」の雰囲気を作り上げるのは簡単なことではない。しかし、デザイナーのジェイソン・シャーウッドは自分がこの挑戦に最適な人物であると確信していた。 『ナンセンス・クリスマス With サブリナ・カーペンター』を手掛けたデザイナーが語る舞台裏 シャーウッドがサブリナ・カーペンターのクリスマスバラエティ特番の企画を聞いたのは7月のこと。「4週間の短期プロジェクトで、完全な突貫工事でした」と撮影が予定されていた8月のわずか数週間前だったと振り返る。 シャーウッドは、『ナンセンス・クリスマス』のコンセプトを聞いた瞬間、自分がこのプロジェクトに「ぴったり」だと確信したと言う。彼は演劇、音楽、テレビといった幅広い経験を持っており、そのおかげで特番のコンセプトをすぐに理解できたという。
『ナンセンス・クリスマス』というタイトルは、サブリナ・カーペンターの2023年クリスマスEP『Fruitcake』に収録された楽曲「A Nonsense Christmas」に由来している。この特番のために、ジェイソン・シャーウッドはカーペンターや制作チームと協力し、2つの主要なセットをデザインした。カーペンターは独自のブランドを築いており、シャーウッドは「彼女のようなアーティストのためにステージや環境を作るのはとてもやりがいがあります。どのアイデアがうまくいくか、どのアイデアがそうでないかが非常に分かりやすいからです」と語った。 さらに彼は、「新しい挑戦やアイデアの拡大を目指しつつも、相手のアイデンティティが明確で、観客もそれをよく理解している場合、プロセスは驚くほどシンプルになります」と説明。「今回の『ナンセンス・クリスマス』では、サブリナがどんなアイデアに興奮するかをすぐに感じ取ることができました。彼女は非常に的確にコミュニケーションを取り、プロジェクトがどうあるべきかについて明確なビジョンを持っています」と続けた。