バルセロナ、レアル・マドリードのエンバペ獲得に対抗してニコ・ウィリアムズ獲りを夢見る…スペインメディア一斉報道|ラ・リーガ
バルセロナがアトレティック・クルブのスペイン代表FWニコ・ウィリアムズの獲得を狙っているようだ。スペイン『マルカ』、『ムンド・デポルティボ』、『カデナ・コペ』などが一斉に報じている。 バルセロナはニコに以前から興味を持っていたようだが、EURO2024で大活躍を見せていることで、獲得する意思をより一層強めているという。宿敵のレアル・マドリーはFWキリアン・エンバペ獲得でフットボールシーンに大きな衝撃を与えた。『ムンド・デポルティボ』によると、バルセロナはFWラミン・ヤマルとともにスペイン代表の破壊力抜群のサイド攻撃を担うニコを獲得できれば、それに対抗し得ると考えているようだ。 バルセロナが実際にニコ獲得に動くとしても、ネックとなるのはやはり、ここ数年苦しみ続けている財政難である。しかし『マルカ』によれば、ニコ獲得を望む最たる人物であるラポルタ会長は今後数週間以内に、サラリーキャップの問題を解消する資金調達の実現に自信を持っているとのことだ。ただ問題はそれだけではなく、たとえラポルタ会長がニコ獲得に躍起になっていても、今夏の補強方針についてデコSD(スポーツディレクター)とハンジ・フリック監督との意見のすり合わせが必要になるかもしれない。 『マルカ』は、デコSD&フリック監督の最たる獲得目標がMFセルジ・ブスケツの退団の穴が埋まっていない守備的MFであり(獲得候補に挙げられるのはエヴァートンMFアマドゥ・オナナ、バイエルンMFヨシュア・キミッヒ、バレンシアMFハビ・ゲラなど)、バルセロナがもし資金調達を実現しても守備的MFと左ウィングの両獲りは不可能との見解を示す。一方『ムンド・デポルティボ』は、フリック監督が守備的MFではなく左ウィングの獲得を優先してると報じており、本当にそうならば会長とのすり合わせは必要なくなるが、果たして……。 なおアトレティックは、基本的に選手の売却交渉に応じず、ニコについても契約解除金の5800万ユーロの支払いだけを求める方針とみられている。だが『カデナ・コペ』曰く、バルセロナは同額を少しでも引き下げるために、アトレティックとのクラブ間交渉を求めているようだ。