ぶどう農家のカフェでアイスとプリンのマリアージュ/兵庫・朝来市【真夏のひんやりスイーツ4】
へたばりそうな暑い日も、一口食べれば生き返る。ひんやりスイーツは、まさに真夏の救世主。味はもちろん目にも楽しい、話題の逸品を集めました。最終回は兵庫県朝来市の《Sticks Coffee》のアイスの乗ったプリン。(タウンタウン編集室)
3週間で変わる豊富なバリエーションも魅力
プリンの上にアイスクリーム。絶妙なバランスを保ちながら鎮座する姿は愛嬌たっぷり。慎重にスプーンですくって口に入れると、滑らかなプリンに冷たいアイスが混ざり合い、濃厚なのにさっぱりといただける。溶けるからと慌てずに、プリンとアイスの調和を楽しみながら、ゆっくり味わいたい。 プリンの種類は3週間ほどで変わる。取材時はグリーンミントのプリンとチョコミントのアイス。次はどんなプリンが登場するのか、来店のたびに楽しみがある。 おしゃれなビジュアルにも注目を。お店のイメージカラーを取り入れたスティックスクリームソーダ(夏季限定600円)もある。
高原の中で農家が営む
夜久野高原のぶどう農家・南谷雄大さんが農園の近くに開いたカフェ《Sticks Coffee(スティックスコーヒー)》。 店名のスティックス(=枝)は、開拓前の農園に落ちていたたくさんの枝にちなんで。 「農家とバリスタ、どちらも本職」と話す南谷さんがオーダーを受けてから豆をひき、丁寧に抽出するスペシャルティコーヒーは華やかでフルーティーな香りが特徴。コーヒーのお供にぴったりなチュロスやホットドッグなどもある。 農園ではシャインマスカットやピオーネのほか、ハニーシードレスなど珍しい品種を育てており、秋にはカフェで収穫したブドウの直売をする。 南谷さんはお店のグッズや洋服のデザインも手掛ける。従来の農家のイメージを覆す働き方を提案し、「新たな可能性や魅力を伝えられたら」と話す。
《Sticks Coffee》
場所/兵庫県朝来市山東町金浦644-1 電話/079-676-3600 営業/10:00~17:00(L.O)、土日祝は9:00~ 休み/不定休