<鬼滅の刃 柱稽古編>蜜璃ちゃん大好きな伊黒に「愛炸裂でびっくり!」「クソめんどくさくて面白い人」 不死川兄弟のすれ違いに「不器用な愛情」と大反響
テレビアニメ「鬼滅の刃 柱稽古編」(毎週日曜夜11:15-11:45、フジテレビ系ほか/ABEMA・FOD・Hulu・Leminoほかで配信)の第五話「鬼を喰ってまで」が6月9日に放送された。恋柱・甘露寺蜜璃(CV.花澤香菜)による地獄の柔軟。さらに続く柱たちの地獄、地獄、地獄の稽古が話題に上り、Xでは「蜜璃ちゃん」「伊黒さん」など柱の名前がトレンド入り。さらには不死川兄弟によるタイトル回収が「ツラい」「不器用な愛情」など大きな反響を呼んだ。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】満面の笑みで…甘露寺蜜璃(CV.花澤香菜)による“地獄の柔軟” ■パンケーキは至福、柔軟は地獄 食堂に招かれた竈門炭治郎(CV.花江夏樹)の前に出されたのは、たっぷりの巣蜜と大きなバターが乗ったふわっふわなパンケーキ。しかも三段重ね。しかも蜜璃ちゃんの手作り。しかも「あ~ん」のご褒美付きで。夜中だというのに、これのせいでパンケーキを食べたくなってしまった人は大勢いただろう。「ちょっとパンケーキミックス買ってくる!」「蜂蜜たっぷりバターたっぷり、深夜にこれはヤバい!」「蜜璃さんのエプロン姿とパンケーキが大変綺麗で飯テロ食らってる」といったコメントの嵐から第五話は始まった。 「技のキレを上げるには体の柔軟はとっても大事なの♪」という蜜璃の柱稽古は、レオタードに着替えての柔軟。恥ずかしそうにモジモジする隊員たちの中、何事にも素直な炭治郎は気合十分で、バランスもリボンも1人だけ華麗にこなしていく。しかし、開脚。蜜璃のお手本は力業だった。蜜璃と向かい合い、ほわほわ顔だった隊士は一瞬で地獄へ直行。けっこう体が硬かった炭治郎も悲鳴を上げる地獄の柔軟稽古であった。 ちなみにレオタードは明治時代には日本に上陸しており、体にフィットする機能性から体操やサーカスでのコスチュームなどに使われていたという。バターもパンケーキも文明開化を経た大正時代には登場しているが、裕福な家庭でしかお目にかかれないものだったらしい。山暮らしの炭治郎にとって、和菓子以外の甘いものはまさにほっぺが落ちる衝撃だったに違いない。 そんな地獄もあったが至福もあった蜜璃との柱稽古。それは全て蛇柱・伊黒小芭内(CV.鈴村健一)にバレていた。蜜璃との文通で仲睦まじい様子を知った小芭内は、嫉妬の炎を立ち昇らせ、炭治郎が来るのを待っていた。 ■楽しい(?)がバレて…、炭治郎の災難 素直で朗らかな人柄の良さもあって、炭治郎は誰にも好かれる少年だ。しかし、鬼殺隊にあって、炭治郎を毛嫌いしている人間が2人。それが小芭内と風柱・不死川実弥(CV.関智一)だ。鬼(禰豆子)を連れているということで、当初柱の面々からは白眼視されていた炭治郎だが、特に敵意を剥き出しにしていたのがこの2人だ。初めて柱合会議の前に連れ出されたときは、2人から散々痛めつけられたものだ。 小芭内はその頃に比べればだいぶマシになったと思えるが、代わりに嫉妬による敵意がものすごいことに。“障害物”の隙間を縫って的を打つという太刀筋矯正の訓練は、理に適ってはいるが、気配や心の動きに敏感な炭治郎にとってはまさに精神的地獄の場であった。それでもちゃんと稽古を付けているのはさすがに柱であったが、炭治郎のためにわざわざこれを準備していたのかと思うと、なんというねちっこさ。 SNSではそんな小芭内に対し、「嫉妬の炎に狂う蛇柱。まさに蛇」「あ~んしてたの教えてあげたい。面白いから」「モブ隊員なの稽古どこ行ったーーw」などのツッコミが集中。また、「蜜璃ちゃんからの手紙を素晴らしいスピードで受け取る伊黒さん!!蜜璃ちゃん大好きなんだなー!!!」「思ってたよりはるかに伊黒さんがクソめんどくさくて面白い人だったのでとても好きです」「伊黒さんが思ってたよりも甘露寺さんへの愛炸裂でびっくりした笑」など、逆に小芭内のことがかわいく見えたというファンのコメントも多数見受けられた。 ■風柱・不死川実弥と大乱闘、炭治郎の憤り 今話では炭治郎を毛嫌いしているもう1人の男、不死川実弥とまたまたひと悶着が発生。きっかけは、実弥の弟・玄弥の「鬼を喰ってまで…」というひと言だった。これを聞いた実弥は烈火のごとく怒りだし、玄弥に鬼殺隊をやめろ、再起不能にするとまで言い放つ。炭治郎にとって、これを聞き捨てならないことだった。長男である炭治郎にとって、弟は守るべき相手。弟を傷つける兄など認めないし、何より玄弥がいなければ上弦には勝てなかったからだ。 SNSではこのときの炭治郎に、「兄貴としてかっこよかった!」「炭治郎くん、えらい!」「分からず屋の兄貴によく言ってくれた」といったコメントが集まるが、一方で「不死川兄…本当は弟を大事に思ってるはずなのに…ツライ」「玄弥に謝りたいって言われたとき、絶対なんとも言えない顔してたくせに。不器用な愛情だなあ…」など、実弥の心情を察するコメントも相次いでいた。 結局、この乱闘騒ぎで風柱との稽古は中止になり、炭治郎は次の岩柱・悲鳴嶼行冥(CV.杉田智和)の下へ。そこには嘴平伊之助(CV.松岡禎丞)の姿もあり、次回は久しぶりのかまぼこ隊集合となりそうだ。 ■文/鈴木康道