横浜の1年生右腕、織田翔希が2安打完封 松坂大輔以来、27年ぶりVへ第一歩 神宮大会
第55回明治神宮野球大会第2日は21日、神宮球場で行われ、高校の部で横浜(関東)が明徳義塾(四国)を2-0で下した。 横浜の1年生右腕、織田が2安打完封の好投で全国デビューを果たした。雨が降り続ける中、投球数は126に達したが「あまり状態はよくなかったが、投げ切ることができた」と満足そうな表情を見せた。 140キロ台中盤のストレートと100キロ台のチェンジアップなど、緩急を使って明徳義塾打線を抑えた。三回1死二、三塁の守りで三塁手の為永が邪飛をフェンスに激突しながらキャッチし、タッチアップを狙った三塁走者を刺すなど、味方の堅守にも助けられ「バックがもり立ててくれたので、自信をもって投げられた」と振り返った。 北九州市の出身で、米大リーグでも活躍した松坂大輔にあこがれ、横浜に進学した。「次も一戦必勝で臨みたい」。松坂を擁した1997年以来となる優勝を目指す。