“紀州のドン・ファン”殺害裁判 元妻に無期懲役を求刑 判決は来月12日
日テレNEWS NNN
“紀州のドン・ファン”と呼ばれた資産家の男性を殺害した罪に問われている元妻の裁判で、検察側は無期懲役を求刑しました。 須藤早貴被告は 2018年、和歌山県田辺市の自宅で、元夫の野崎幸助さんに何らかの方法で致死量を超える覚醒剤を摂取させ殺害したとされています。 これまでの裁判で、須藤被告は、「私は社長を殺していませんし、覚醒剤を飲ませたこともありません」と無罪を主張していました。 18日、和歌山地裁で行われた裁判で検察は「覚醒剤を摂取させたのは被告以外に考えられず遺産が目的だったことは明らかだ」と指摘。そのうえで、「1か月前から準備するなど計画性のある犯行で、命や財産が奪われた結果は重大だ」として無期懲役を求刑しました。 一方、弁護側は「検察の仮説は想像の産物だ」と改めて無罪を主張し須藤被告は 最後の意見陳述で「ちゃんと証拠を見て判断していただきたいです。よろしくお願いします」と述べ裁判は結審しました。 判決は来月12日に言い渡される予定です。