【京都の新しい巡り方】定番だけじゃもったいない! 地元民が教える旬の京都を象徴する注目店5軒
47都道府県のおいしい食を求める旅企画。今回ご紹介する京都府は、「お菓子教室シトロン」代表の山本稔子さんに、川端二条周辺エリアを案内してもらいました。絶品スパイス料理の〈INUI 戌亥〉、パン飲みが楽しめる〈mati〉などを紹介します。 【京都府・大原のオススメ】旬が楽しめる「大原ふれあい朝市」、「しいたけの巻き寿司」など京グルメスポット5選
山本稔子
「お菓子教室シトロン」代表 やまもと・としこ/京都の人気パティスリー〈シトロン・シュクレ〉を切り盛りした後、「お菓子教室シトロン」を20年以上続けている。教室の傍らビストロや酒場、カフェなどもプロデュースしている。フランスとワイン好きで、“とっこさん”の愛称で京都の食シーンで愛される存在。
1.〈INUI 戌亥〉で絶品スパイス料理を堪能する
京都は歴史がある街で、もちろん伝統的な食文化もたくさんあるのですが、その反動なのか新しいもの好きな気風もあると思います。そんな京都で最近新しさを感じるのが、若手の料理人がジャンルにとらわれず、自由な発想で自分が好きなものをつくっているということ。今よく行くのが、2022年にオープンした〈INUI 戌亥〉。スパイスを上手に使った料理は、見た目は一瞬「えっ、コレなに!」となるけど、食べてみるとすごくおいしい。東京から来た食通の知り合いを連れていっても「この味は東京にはないねえ」と言われました。川端二条界隈には、2023年オープンした〈éperon〉や〈mati〉など早い時間からワインを楽しめる店が増えているので、ワイン好きの私にとっては極楽エリアです。(山本稔子さん)
INUI 戌亥 (いぬい)
住所:京都市左京区新先斗町133 サンシャイン鴨川102 TEL:075-600-2017 営業時間:18:00~23:00(フード21:30LO、ドリンク22:00LO) 定休日:水休ほか不定休
3.明るい時間からワインを楽しむなら〈éperon〉
〈éperon〉(京都市左京区川端通孫橋町18-4)は、午後3時オープンのワインバー。店主のていねいな接客とセレクトが心地いい。