巨人・坂本勇人「来季もしっかりやります、若い選手が来たら」 今季の“被害者”は中日・岡林
日本テレビ「Going!Sports&News」(土曜&日曜後11・55)が14日に放送され、同日に誕生日を迎えた巨人の坂本勇人内野手(36)を特集。V旅行先のハワイで取材に応じた坂本が、打撃不振に苦しんでいた時期の試合中ひそかにしていたある行動について説明した。 【写真】水色の生クリームをパクっ!ハワイ優勝旅行中に36歳の誕生日を迎えた坂本は、自身のイラストが描かれたケーキのプレゼントに笑顔 坂本は昨季終盤に慣れ親しんだ遊撃を離れて三塁へ。本格的に転向を果たした今季は新天地でもゴールデングラブ賞を獲得するなど名手としての存在を随所で発揮した。 だが、現役最多の通算2415安打を誇る希代のバットマンがシーズンを通して打撃不振に苦しみ、2軍調整も経験。守備では若手時代に自主トレーニングへ参加させてもらった“師匠”の宮本慎也さん(54)、打撃では高橋由伸さん(49)の助言があったことなどが明かされた。 そして、番組側に指摘されたのが、8月25日に行われた中日戦(東京D)のある場面。0―0で迎えた3回、早くも2安打目を放った中日・岡林勇希外野手(22)が坂本の守る三塁まで進塁した時だった。 坂本は、近くにきた岡林の背中を後方から右手で優しくそっとタッチ。びっくりした岡林はすぐさま振り向いたが、坂本は素知らぬ顔でやり過ごした。 この場面について意図を聞かれると、坂本は「岡林くんがめっちゃ調子よくて。サードベース来たから。いい気を吸い取った」と笑顔で回想した。 ちなみに、坂本に吸い取られた?岡林はその後の2打席で凡退。逆に吸い取った?坂本は0―0のまま迎えた7回に同学年で仲のいい相手先発左腕・大野雄大投手(36)から先制&決勝の左越え2ランを放ち、チームを2―0での勝利に導いたのだった。 「来シーズンもしっかりやります、若い選手が来たら」と来季も調子のいい若手から“吸い取る気満々”で笑顔の坂本。 9月28日の広島戦(マツダ)に勝って4年ぶりのセ・リーグ優勝が決まった際には珍しく大泣きした。 「今までの優勝の中で本当に一番うれしい優勝でした」「あんな泣いたのって初めてです、グラウンドで」と振り返り、「今年こうやって自分の成績が全然ダメな中でチームが優勝して。若い時だったらね、自分が活躍していなかったら心の底から素直に喜べてなかったと思うんですけど、心の底から優勝できてよかったなと思えたんで。改めて“ジャイアンツ愛”で勝ちました」とも柔和な表情で話していた。