「無印良品」郊外に相次ぐ出店 長野市に県内8店舗目オープン 車移動の市民を意識 スーパー隣接で相乗効果も
人気の総合雑貨店「無印良品」の新たな店舗が28日、長野市にオープンしました。26日には茅野市でもオープン。中心市街地ではなく、車で移動する消費者を意識した郊外への出店が続いています。 雨の中、オープンを待ちわびる客が列を作っていました。 店員: 「いらっしゃいませ」 28日オープンした長野市青木島町の「無印良品」の新店舗。市内2店舗目で、530坪の売り場に約5000アイテムを揃えています。 文具や衣料品、レトルト食品などに加え、中心市街地にある既存店舗では販売していない冷凍食品や子供服も扱っています。 訪れた客: 「広かった。いっぱいあった」 「子ども服があったので目当てで来たが、買いすぎてしまった」 ほかにも、交流イベントなどを開催する「コミュニティースペース」やセルフ形式でコーヒーが飲める「休憩スペース」も設けられています。 無印良品青木島ショッピングパーク・西田加代店長: 「(車で移動する市民の)生活圏の中に溶け込んだ店舗ということで、幅広い年代層のお客さんに来てほしい」 一方、こちらは26日にオープンした茅野市の店舗。南信地域初出店ということで、早速、多くの客が訪れていました。 訪れた客: 「楽しみにしていた。さらに近くになってよかった」 「(近くになって)とてもうれしい。手頃な価格で良い素材で愛用している」 蓼科高原の豊かな自然を発信しようと、県産材を使ったアートワークやベンチなどが設置されています。 県内の無印良品はこれで8店舗。これまでは駅ビルや大型商業施設のテナントとして店を構えていましたが、2021年の塩尻市の店舗を皮切りに、郊外の独立店舗を増やしています。いずれもスーパーなどの商業施設に隣接しています。 株式会社良品計画 営業本部信越事業部長・樋熊朋史さん: 「車社会の生活圏では、(駐車場がある)立地でないと車でアクセスができないのでこういった土地を選択した。地域の中で愛されるスーパーの真横に位置することで、より日常生活の役に立てるお店になるのではないか」 郊外に住む市民の利便性を考えた出店。隣接する店舗との相乗効果も考えられ、にぎわいは今後も続きそうです。
長野放送