波乱 昨年女王ガウフがまさかの初戦敗退、連覇狙う全米オープンに暗雲<女子テニス>
シンシナティ・オープン
女子テニスのシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、WTA1000)は15日、シングルス2回戦が行われ、昨年女王で第2シードのC・ガウフ(アメリカ)は世界ランク34位のY・プチンセワ(カザフスタン)に4-6, 6-2, 4-6のフルセットで敗れ、敗退となった。 【シフィオンテクらシンシナティOP組合せ】 20歳のガウフは昨年の同大会を制し勢いに乗ると、その後の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で四大大会のタイトルを獲得。現在は世界ランク2位として名実ともにトップ選手の仲間入りを果たした。 今大会は上位8シードが1回戦免除のためこの試合が初戦となったガウフ。第1セットは4本のサービスエースを決めながらも3本のダブルフォルトを記録するなど3度のブレークを許し先行される。 それでも第2セットではファーストサービスが入ったときに90パーセントの高い確率でポイントを獲得。プチンセワに1度もブレークポイントを与えることなくセットカウント1-1に追いついた。 ファイナルセット、一気に主導権を握りたいガウフだったが4本のダブルフォルトを犯すなど2度のブレークを許す。リターンゲームでは1度のブレークに留まり、1時間54分で初戦敗退を喫した。 ガウフにとってはタイトル防衛に臨んだ初戦で敗れるという苦い状態で26日開幕の全米オープンに女王として挑むこととなる。 一方、勝利したプチンセワは3回戦で世界ランク36位のP・バドサ(スペイン)と対戦する。バドサは2回戦で第13シードのA・カリンスカヤをストレートで下しての勝ち上がり。 同日には第3シードのA・サバレンカや第10シードのL・サムソノヴァらが3回戦に駒を進めている。