オプラ・ウィンフリー（2022年9月21日撮影　ShutterStock）

18kgもの減量をしたことで注目を集めている俳優、オプラ・ウィンフリー。彼女は「減量できる治療薬」を服用してダイエットを成功させたそうだが、同じ治療薬を服用して「逆に体重が増えた」と告白する著名人が現れた。 【画像を見る】治療薬で18kgもの減量に成功したオプラ・ウィンフリーの姿

糖尿病の治療薬で18kg減量

ぽっちゃり体型がトレードマークだったオプラ・ウィンフリーは、「25年間、私をからかうことは公の“スポーツ”だった。私は責められ、恥をかかされ、そして私自身も自分を責めて恥ずかしいと思ってきた」と、長年自身の体型に悩まされてきたことを明かす。 そんな彼女が健康的な体重を維持できる方法として選んだのが、今回の治療薬だ。「オゼンピック」と呼ばれる糖尿病患者のための治療薬で、空腹感を引き起こすホルモンの活性を抑制する働きが期待できるという。そのためダイエットへの効果があると言われているのだ。 実際、オプラはその治療薬で18kgもの減量に成功。家族が集まってご馳走を楽しむサンクスギビングデーでは、治療薬を使っていなかった2022年は3.6kgも増量したが、23年はわずか0.2 kgの増加だけで済んだという。

一方で増量したと証言する人物も…

インスタグラムのフォロワー数が2280万人もいるオプラのような著名人が服用し、見違えるようにほっそりとした姿を披露したことから、オゼンピックに注目が集まっている。一方でその効果に疑問を明かした人物もいるのだ。 コメディアンのトレイシー・モーガンは先日、トーク番組に出演し、その治療薬を服用したことを語った。だが彼は、オプラのように体重は減らず、むしろ18kgも体重が増えてしまったという。 専門家の話では、この治療薬を服用した場合、体重が減る可能性も、増える可能性もあるそうだ。国際美容医療医師協会では、オゼンピックを服用中に体重を減らしたり維持したりするためには、食事と運動を慎重に選択する必要があると述べている。 ダイエットに成功したオプラも治療薬の服用と合わせて運動を行い、さらに1日の最後の食事は午後4時にするほか、水を1日3.8Lを飲むといった努力をしていたそうだ。この薬はあくまでも糖尿病の治療薬であり、ダイエット目的で服用したいと考えることは尚早かもしれない。