ブーム再来のアサイーボウルが『2024年ヒット商品ベスト30』にランクイン、話題の「お家でアサイーボウル(R)」とは?
株式会社フルッタフルッタのロングセラー商品である冷凍ミックスベース「お家でアサイーボウル(R)」が2024年大幅に売り上げを伸ばしたことや、アサイーボウル自体の注目が高まっていることを受け、日経トレンディの『2024年ヒット商品ベスト30』に“アサイーボウル“が23位に選出された。「お家でアサイーボウル」とはどんな商品なのか、担当者に聞いてみた。 【写真】前年比921%の売り上げ!「お家でアサイーボウル」 ――日経トレンディの『2024年ヒット商品ベスト30』で“アサイーボウル“が23位に選出。「お家でアサイーボウル」が紹介されたとのことですが、感想や思いについて教えてください。 ランクインしたことを純粋にうれしく感じています。アサイーはとても体に良いフルーツなのでこれを機に多くの方々にアサイーの良さを知っていただき、美容や健康をサポートするフルーツであることを認識したうえで日常生活に取り込まれていくことを願っています。商品に関しては、コロナ後のニューノーマルとして、商品名に「お家で...」が入っている点も刺さったポイントなのではないかと捉えています。 ――アサイーボウルが今また流行している点について、どう分析されていますか。 厳密にいうと前回のブームではまだアサイー自体の知名度が低く、アサイーボウルというより「アサイー自体」が注目の対象でした。今回のブームは、SNSの普及により「映え」の意識が強い点と、コロナ禍を経た人々の健康意識の高まりも相まってアサイーボウルに注目が集まったのではと感じます。 また、メインユーザーであるZ世代の間ではダイエット目的で食事代わりに食べる方も増えており、健康にも美容にも良く、なおかつ栄養バランスが良くおいしくダイエットできるという合理性もタイパ重視の価値観に叶ったものと考えられます。 ――「お家でアサイーボウル」の特徴やこだわりのポイントについて教えてください。 (1)お家でカンタン! ● ミキサーやブレンダーを使用せず、袋ごと流水に充ててスムージー状にすれば簡単にアサイーボウルのベースを作ることができ、あとはお好みのフルーツやグラノーラをトッピングするだけ ● ご自宅でカフェやレストラン品質のアサイーボウルを楽しめる (2)ボディ感のある濃さと自然な甘味 ● アサイーピューレの中でも特に濃い「グロッソアサイー」を使用 ● 砂糖を使っておらずフルーツの甘味だけで自然な味わいを楽しめる (3)環境にやさしい ● アグロフォレストリー栽培によるアサイーを使用 ● CO2削減マークつき (4)お財布に優しい ● カフェやレストランでは1000円以上もするアサイーボウルを300円程度+トッピング材料費で食べられる ――「お家でアサイーボウル」のおいしい食べ方やアレンジレシピがあれば教えてください。 「溶かし過ぎない」「よく揉みほぐす」ことがおいしく作るコツです。トッピングはお好みでいくらでもアレンジ可能です。アサイーボウルは映えも大事なので色鮮やかなフルーツはマストです。ベリー類やキウイ、マンゴーがあると一気に鮮やかになります。その他ココナッツフレークもあると見栄えが豪華になります。はちみつやアガベシロップをかけると艶が出てより一層おいしそうに仕上がります。 栄養的には、エネルギーが欲しい場合はバナナを、タンパク質は十分ではないのでプロテインをトッピングするか中にミックスするのもおすすめです。プロテインは人工甘味料や香料不使用のプレーンタイプがあるとベストです。 ――2012年より発売し、今年販売数が伸びたとのことでが、今後の商品展開について展望があれば教えてください。 現在品薄が発生しており、まずは安定した供給体制を整えることが喫緊の課題です。今後の商品展開についてはあいにくお伝えすることができませんが、弊社のモノづくりのこだわりである「ナチュラル・新鮮・おいしい・本物」をモットーとし、引き続きアサイー本来のおいしさや栄養素をお届けする商品づくりに努めて参りたいと思います。 ――読者へのメッセージをお願いします。 アサイーと一口に言っても、ピューレはメーカーによって濃さや品質、栽培環境はさまざまです。メーカーによっては水っぽくて薄いものや、衛生管理が十分でなかったり、単一栽培で生物多様性を脅かす例もあります。消費者の皆さまには、信頼のおけるメーカーのアサイーを購入いただくことをおすすめいたします。また、昨今のブームを受けて過度に価格を釣り上げて販売している例も発生しており、適正価格のアサイーをお買い求めいただければと思います。 弊社のアサイーにおいては、日本からブラジルのアマゾン地帯に渡った移住者達による日系の農協から輸入しています。90年以上の歴史があり、日本の技術を取り入れた搾汁工場で生産し、地元民も認める濃さと、アサイー本来のおいしさを楽しめる風味が特長です。 また、アグロフォレストリーという環境持続型の「森をつくる農業」で栽培しており、生物多様性の維持や保全にも貢献する点もユーザーやメーカーの皆さまから喜ばれており、栽培段階で吸収したCO2を「削減量」に換算し製品や使用メニューなどに表示する活動も行っています。 袋のまま半解凍するだけで、お家で本格的なアサイーボウルが楽しめる本商品。アサイーボウルは食べたいけど、行列には並ばずに楽しみたい!高いお金を払わずとも食べたい!という人は、ぜひ本商品を手に取ってみてほしい。 文=久米碧