犬のイラストがSNSで大人気! 作者・うかうかに聞く、“こいぬ”の誕生秘話
こいぬ役・長縄まりあの演技は「イメージに合っていました」
ーーそんな自身の作品がアニメ化されたことについてはどう思っていますか? うかうか:アニメになると思って描いていたものではないので、映像を観る前はあまり想像がつかなかったです。その上でキャラクターを動かしていただいてるのを見て、アニメならではの犬っぽい動きや、尻尾を振っている様子や耳が動いていたり、かわいい歩き方だったり……。そういう漫画では表現できないかわいい動きがたくさん見られたので、本当に良かったと思っています。 ーー漫画だとこいぬはセリフがないので、声がついたことも驚きでした。 うかうか:私もこいぬに声がつくというのはどういうことなのかと思っていたのですが、演じられた長縄まりあさんの演技はイメージにすごく合っていました。そもそもセリフがないキャラクターなので、台本にもそんなに細かく書いてあるわけではなく。なので、セリフは言わないというこちらのイメージはちゃんと守りつつ、“擬音っぽい”感じで見事に演じてくださって、いろんなアイデアでかわいらしさを出してくださって本当にありがたいです。 ーーアニメ化によって、自身のキャラクターについて新たに気づいたことはありますか? うかうか:話によってキャラクターがどんどん入れ替わり立ち替わり、という感じで描いているので、私も1回描いて以来触れられていないキャラクターもいます。そういうキャラクターがアニメで動いていて、声もつけていただくことによって、逆にこちらが魅力に気付くというか、すごくいいキャラクターだったのかな、と気付くことが結構ありました。 ーーなるほど。 うかうか:例えば第1期ではサングラスをかけてコートを着たプードルのファッションコーディネーターがいるのですが、その後の展開でまた出すタイミングが特になかったので、登場はその1回きりで。それがアニメでは力を入れて描いてくださって、住んでるマンションの細かい描写まで作り込んでくださっていて、話も面白いし、こういうキャラクターだったんだなと教えていただいたように思っています。 ーーついにアニメも第2期が放送されましたが、第1期との違いはありますか? うかうか:なんとなくの感覚ですが、第1期より、スタッフの方がより自由にというか、より多くの面白い発想を取り入れてくださってる感覚があって、すごく面白いと思っています。第2期には効果音とか、面白いシーンも盛りだくさんなので、ぜひ楽しみに観ていただきたいです。
間瀬佑一