【知らないと不可避】夏は暑くて、冬は寒い…念願のマイホームが「光熱費がかさむ家」になる“まさかの元凶”【元住宅営業マンが助言】
実は、断熱・気密性能は「担当営業」によって決まる
--------------------------------------------------------- <POINT> 家づくり成功のカギを握るのは、担当の営業マンです! 営業マンのレベルによって、家の性能や金額など、すべてが左右されます。 --------------------------------------------------------- 家づくり成功のカギを握っているのは、担当の営業マンと言っても過言ではありません。注文住宅による家づくりは、担当営業によって家の性能と金額が決まり、担当設計士によって家の出来が決まり、担当工務によって家の質が決まります。そして、最初の窓口となる営業マンによって、担当設計士と担当工務が決まるので、担当営業のレベルによって、結果的にすべて左右されるのです(図表3)。 「担当営業によって家の性能が決まる」というのは、主に断熱・気密性能に関することです。大手ハウスメーカー各社は、断熱仕様の選択肢を増やすものの、一つに絞ることはあまりしません。その結果、現場の営業担当者任せになっているというのが実情です。そのため、リテラシーの低い営業マンに当たってしまうと、夏は暑くて冬は寒い、光熱費がかかる家になってしまう可能性が高まります。気密性能に関しても同様で、積極的に取り組んでいる営業マンとそうでない営業マンがいます。 金額面に関しても、担当営業マンが社外にどれだけ顔が利くか、または、どれだけ施主のことを真剣に考えて配慮できるかどうかで異なってきます。実際、私も営業マン時代、一部のキッチンメーカーから特別に値引きをしてもらっていました。 このようなことは私に限ったことではなく、信頼と実績のある営業マンなら、誰でもあり得ることです。一方、信頼も実績もない営業マンは顔が利きません。そうなると、価格調整の協力を得られず、結果的に施主側が損をすることになります。 まかろにお 住宅系YouTuber 大学卒業後、大手ハウスメーカーに入社。商品企画・住宅営業を経験し、営業で全国トップの成績を獲得。その後、大手金融機関の不動産融資担当などを経て、独立。「人から始める家づくりの重要性を世に広める」をモットーに、ハウスメーカーの解説や、家づくり全般に関する攻略法について情報を発信している。注文住宅を建てる人が自ら営業担当を選べるマッチングサイト「MEGULIE(メグリエ)」を運営。
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