ソフトバンク和田毅、5回4失点にも「前回は打たれるべくして打たれた。今回は全然違った」43歳が感じ取ったシーズンへの方向性
◆オープン戦・ソフトバンク9―10阪神(19日、ペイペイドーム) ソフトバンクの和田毅投手(43)が、オープン戦2度目の登板で「結果は良くないが、方向性としては一つ見つけることができた」とシーズンへの光明を見いだした。 ■「泣ける」ウォーカーが古巣恩師とサムアップ2ショット【写真】 先発で5回を8安打4失点。2回以降は毎回走者を出し、球数も90球を要する一方で5三振も奪った。直球の最速は142キロながら「前回は打たれるべくして打たれた。今回は全然違った」と振り返った。 前回登板した12日の2軍春季教育リーグ・阪神戦は4回8安打4失点の乱調。登板後に「どうやって投げればいいか分からない状態。これほど狙ったところにいかないのは何年ぶりだろう」と漏らしたほどだった。 今回までの中6日でフォームを再確認し、グローブやスパイクを変えてみるなど試行錯誤を繰り返した。「その中でしっくりくる部分がいろいろあった」。その成果が「スライダーも130キロを超えていたし、チェンジアップも130キロ前後まで戻ってきた」だった。 これで今春の実戦は4試合連続失点。それでも4月2日にロッテとのホーム開幕戦での先発が内定しているベテラン左腕は「ようやく投げている感覚をつかめた」。開幕前の最終登板は26日のウエスタン・広島戦(タマスタ筑後)が有力。「開幕まであと2週間しかない。次の登板である程度、安心材料を見つけてシーズンに入りたい」と前を向いた。(浜口妙華)
西日本新聞社