【40代・50代におすすめ】花粉症も更年期不調も、ちょい足し白湯で症状緩和
毎日飲むだけで美容や健康にさまざまな効果が期待できる白湯。さらに七味やブラックペッパーといったおなじみのスパイスやハーブを「ちょい足し」すると、不調やお悩み解消にも役立つ最強の飲み物に! そんなアレンジ白湯を、温活のスペシャリストで漢方や食事療法にも詳しい内科医の石原新菜先生に伺った。
白湯に「ちょい足し」で心身を整える
さまざまな健康効果があるスパイスやハーブを白湯に加えることで、体質や加齢だとあきらめていた悩みが軽くなることも。 「スパイスやハーブの中には、花粉症、手足の冷え、メンタル不調などOurAge世代に多い悩みに対応するものがたくさんあるので、ぜひ白湯にプラスして飲んでみてください。 味のマッチングもありますが、複数の不調があればそれに合わせて足し算してもOK。以下、加える分量の目安を示したものもありますが、基本的には自分の好きな味や香りで続けることが大切です。いろいろ試しながら『マイベスト白湯』を作ってみましょう」(石原新菜先生)
花粉症をやわらげる「黒酢白湯」
「酢に含まれる『酢酸菌』は免疫を調整する働きがあり、花粉症などのアレルギー症状を抑えることが最近の研究でわかってきました。大さじ1程度の黒酢をカップ1杯の白湯に入れて飲みます。普通の酢の中には酢酸菌ではなくクエン酸が主成分のものもあるので、長期熟成により酢酸菌が豊富な黒酢を選びましょう」
手足の冷えに「梅干し+七味白湯」
「梅干しには血流をよくする成分が含まれ、七味唐辛子にはカプサイシンという体を温める成分が入っているので、両方入れれば末端の冷えも改善。かき混ぜながら、塩辛くなりすぎないよう、好みの味を見つけて。梅干しは柔らかいタイプでもいいですし、カリカリ梅もおいしいですよ」
メンタルを安定させる「ミント白湯」
「香りにはメンタルを安定させる作用があります。 特にミントの清涼感のある香りは気持ちをリフレッシュさせ、メントールという成分はストレスからくる頭痛を緩和します。好きな香り、いいと感じる香りであることがポイントです」
更年期の不調に「ローリエ白湯」
「煮込み料理などに使われるローリエは、その香り成分が女性ホルモンの安定に効くといわれます。 料理用のものを白湯に1枚浮かべるだけでOK。ローズマリーにも同様の働きがあり、香りが好みのほうを選ぶといいでしょう」