海外メディアも大坂なおみのコンビ解消理由に注目「金銭問題ではない」「噂に傷心」
ドバイ選手権に出場する大坂なおみ(21、日清食品)は現地で会見に臨み、サーシャ・バイン氏と専属コーチを解消した理由について触れたが、この話題について注目していた海外メディアも敏感に反応。大きく取り上げた。 英国のBBCは「大坂、コーチとの別離、幸せを犠牲にすることは気が進まなかった」との見出しを取り、会見の内容を伝えた。 記事は、2018年のWTA最優秀コーチに選ばれたバイン氏が、グランドスラム覇者のセリーナ・ウィリアムズ、ビクトリア・アザレンカ、キャロライン・ウォズニアッキの元練習パートナーだったこと、彼の下で、大坂が2018年の初めに72位だった世界ランキングが1年後に1位になったことを紹介。 「コンビ解消の理由は明かされなかったが、大坂はこのドイツ人(コーチのバイン氏)との問題が、『1月の全豪オープンで起きていた』と明かした」とし、大坂の「私たち2人の接し方を見た人たちは理解できていたと思う」というコメントを伝えた。同記事によると、大坂は3月4日にインディアンウェルズで始まるBNPパリバ・オープンまでに適切な新コーチと契約を結ぶことを望んでいるという。 オーストラリアのテレビネットワーク「Nine Network」も「大坂がバインコーチとのコンビ解消理由の背景を明かす」との見出しを取って報じた。 記事は、「全米でのメジャータイトル初勝利からグランドスラム2連勝を2001年のジェニファー・カプリアティ以来、初めて成し遂げた選手となったが、大坂は勝利がすべてではないと認めている」と説明。大坂の「最も大きな理由は、幸せより成功を優先しなければならないのならば、それが成功であると自分自身で思いたくない。もしある人たちが周りにいて自分が幸せでないのならば、それは自分自身を苦しめることになる。そういうことはしたくない」というバイン氏とのコンビ解消についてのコメントを紹介した。