香川照之、3年ぶりドラマ出演で馬脚をあらわした「やっぱりテレビに出たい」切実胸中
2025年の春に香川照之を主演に迎えた連続サスペンスドラマ『災(さい)』を放送・配信するとWOWOWが発表した。 【写真】香川照之のいとこで後ろ盾だった市川猿之助の今 「ドラマでは、香川さんは1人で6役を演じるようです。彼が映像作品に出演するのは、テレビ朝日系の連続ドラマ『六本木クラス』以来3年ぶりになります」(スポーツ紙記者、以下同) かつてテレビや映画で活躍していた香川は、2022年8月の『週刊新潮』による報道で状況が一変。 「過去に香川さんが、銀座のクラブで接客にあたった女性に対してセクハラ行為をしていたと写真つきで報道。以降、レギュラーを務めていたTBS系の情報番組『THE TIME,』やCMを降板し、映像メディアから姿を消すことになりました」 騒動から4か月後の2022年末に歌舞伎の舞台に出演し、俳優業を再開するも……。 「2023年5月、所属していた歌舞伎一門『澤瀉屋(おもだかや)』の頭領で、香川さんのいとこにあたる市川猿之助さんが両親を巻き込む心中事件を起こして大騒動に発展。出演を予定していた舞台が中止になってしまいました」
自分の命は歌舞伎と昆虫に捧げる
2023年8月には一般女性と再婚し、すでに男児が生まれていたことが判明。すると、自身が代表を務めるアパレルや教育事業を手がける会社『アランチヲネ』のホームページ内で、これまでの騒動に対する謝罪と今後の活動についての声明を発表した。 「香川さんは“今後、自分の命を何に捧げるべきなのか”と考えた結果“歌舞伎と昆虫”に至ったと告白。 彼は父親の市川猿翁さんの芸を、息子である市川團子さんに継承したいという思いから、46歳で市川中車として歌舞伎界入り。 また、昆虫愛が高じて2018年に『アランチヲネ』を設立し、プロデューサーとして昆虫をモチーフにしたグッズの制作・販売を行うほど。声明文の中では昆虫愛の発信や虫の生態系保全に取り組みたいとも語っていました」
歌舞伎の舞台に立ってもチョイ役ばかり
今回のドラマ復帰の発表直前に『アランチヲネ』の代表とプロデューサーを退任するなど、誓いとは相反する動きを見せていた香川。どうやら歌舞伎のほうも状況はかんばしくないようだ。 「今年の香川さんは、澤瀉屋のお家芸である『スーパー歌舞伎 ヤマトタケル』を1年かけて行う巡業が中心でしたが、帝(みかど)というセリフの少ない役。ほかの一門の公演で歌舞伎の舞台に立ってもチョイ役の出演ばかりと、役に恵まれていません。 彼の後ろ盾だった猿之助さんの復帰もまだ見通せませんし、現状では来年も歌舞伎役者としての活躍は見込めないでしょう」(梨園関係者、以下同) 「香川さんクラスの歌舞伎役者の出演料は、舞台に1か月立って会社重役の月給ほど。しかし、舞台のない月は基本ゼロ。ドラマや映画に出ていたころと比べれば、だいぶ収入が減ったと思います。再婚したばかりの妻と幼い子を持つ身としては心細いでしょうね。 有料チャンネルのため、スポンサーの制約のないWOWOWで自身の演技力を発揮し、映画やドラマ作品に出演する足がかりをつくっているかもしれません」 歌舞伎と昆虫への情熱より、今は愛する家族のため、本格的にテレビ復帰への模索が優先か─。