【50歳代・ひとり世帯の貯蓄額】貯蓄1500~2000万円未満は何パーセント?平均と中央値もチェック
【50歳代・ひとり世帯】貯蓄保有世帯のみに絞ると平均と中央値は変わる?
次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。 ●【50歳代・ひとり世帯】貯蓄1500~2000万円未満の割合 ・6.6% ●【50歳代・ひとり世帯】貯蓄1500万円以上の割合 ・28.7% ●【50歳代・ひとり世帯】平均貯蓄額と中央値 ・平均:2288万円 ・中央値:555万円 貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄1500~2000万円未満は6.6%。 平均は2000万円を超え、中央値は500万円を超えました。 貯蓄がある50歳代の方は、ここに退職金などが加わってくることを考慮すると、かなりの額を貯蓄できそうです。 では、50歳代の世帯は手取り収入からどれほど貯蓄に回しているのでしょうか。 次章にて「手取り収入からの貯蓄割合」について確認しましょう。
【50歳代】手取り収入からの貯蓄割合は何パーセント?
同資料より、50歳代が手取り収入から貯蓄に回す割合をチェックしていきましょう。 ●年間手取り収入からの貯蓄割合 ・平均:14% ・5%未満:5.8% ・5~10%未満:10.6% ・10~15%未満:14.2% ・15~20%未満:4.4% ・20~25%未満:8% ・25~30%未満:3.1% ・30~35%未満:7.1% ・35%以上:11.9% ・貯蓄しなかった:35% 最も多いのは「10~15%未満」で、平均は14%でした。 50歳代は収入がピークにさしかかる年代であり、貯蓄に回す金額を増やしやすい一方で、リタイアまでのカウントダウンが始まっている年代でもあります。 思うように貯蓄が進んでいない世帯については、家計の見直しなどを実施してできるだけ多くの資産を貯蓄できるようにしましょう。 手取りの何%を貯蓄するかは個人差があるものですが、平均を一つの目標にするのもいいですね。
まとめにかえて
これまで50歳代・ひとり世帯の「貯蓄1500~2000万円未満の割合」と平均・中央値を確認してきました。 同じ年代で、同じ単身世帯でも、大きな差がついていることが読み取れます。 仕事の収入の違いのみならず、お金の使い方そのものが、大きな影響を持っていると言えそうです。 確実に貯蓄を貯めていくには、毎月の給料や収入から一定額を先に貯蓄し、残りのお金で生活していく「先取り貯金」が効果的です。 先取り貯金にはさまざまな種類があり、預貯金だけでなく積立投資もその一つとなります。 これを機に、ご家庭に合った貯蓄方法について考えてみてはいかがでしょうか。