「セントレア」免税店の増床&空港機能の強化で利便性が向上/愛知
国際線の新規就航・増便の流れを受け、中部国際空港セントレア(愛知県常滑市)が空港の利便性向上に向けて動き出した。3階免税店南館では増床により新店舗のオープンと一部店舗のリニューアル、国際線出発制限エリアでは1階に従来のバス搭乗口を拡張。さらに今後増加が見込まれる訪日ムスリム旅行者に対応すべく、制限エリアに「礼拝室」を設置した。 免税エリアで新たに展開される店舗は、国内空港免税店最大級の家電専門店である「家電PLAZA総合店」。海外赴任する日本人や、海外旅行者にニーズの高い「海外仕様」の電化製品を多く扱う。中でも中国人旅行者を主要ターゲットに、取り扱い商品のラインアップの充実を行う予定。また「amanoセントレア免税店」を店舗面積1.5倍に拡大・リニューアル。日本製に対する品質面での信頼の高さから外国人に人気が高い、医薬品や食品、トラベル用品の品揃えを強化した。 今回新たに整備された新国際線バス搭乗口は、リーマンショックによる利用客の減少で使われていなかったエリアを拡張し供用を開始。セントレアを利用する渡航者の増加や、政府の政策による景気回復効果の兆しが形になった結果ともみられる。