【富士山女子駅伝】チームメイトの温かい言葉に救われた…日本体育大学・齋藤みうが全日本での雪辱を晴らしチーム初の日本一へ 12月30日号砲!
2024年も残りわずか、駅伝が最も熱くなる1週間がいよいよ12月30日(月)、ここ富士山から始まる。 実業団のニューイヤー、男子の箱根、そして、大学女子駅伝の頂点を決める大会がこの「富士山女子駅伝」。 学生スポーツだからこその1年間という限りがあるチーム。出場する選手にとっては、集大成の大会となる。 陸上に青春のすべてをかけてきた女子学生たちがそれぞれの思いを胸に、富士の麓を駆け抜ける。そんな彼女たちの思いを取材してきた。 【画像】記録会で自己ベストを連発した日本体育大学・齋藤みう
≪日本体育大学≫
2023年の富士山女子駅伝で、史上最高位となる2位入賞を果たした日本体育大学。 2024年の全日本大学女子駅伝は、優勝候補の一角として期待されて迎えた。 レースの流れを決める重要なスタート1区を任されたのは、今シーズン1500mで日本学生トップの記録を持つ齋藤みう(4年生)。 しかし、思わぬ展開が待ち受けていた。 齋藤みう: 「…ゴールまでの記憶がない」 脱水症状陥り、この区間は出場26チーム中24位。 そして、日本体育大学は9位でフィニッシュ。これにより翌年の大会のシード権も逃すこととなってしまった。 齋藤みう: 「自分の中ですごく悔しいし結果で、チームにも迷惑をかけてしまって、申し訳ない気持ちでいっぱいでした」 だが、そんな競技人生のどん底から救ってくれたのは、チームメイトの言葉だった。 齋藤みう: 「『走り切ってくれてありがとう』って言ってくれて。みんなに申し訳ない気持ちと恩返ししたいという気持ちの部分から強くなれた」 心に染みるチームメイトの温かい言葉。 すると、その全日本からわずか1カ月後の記録会では自己ベストを連発。5000mでは15分27秒45をマーク。さらに3000m障害でも9分45秒62と今季日本人最高記録。 試練を乗り越え、再び輝きを取り戻してみせた。 いよいよ迎える富士山女子駅伝。 齋藤は全日本で味わった雪辱を晴らすため、今度こそ、チームを初の日本一へ導いてみせる! 注目の富士山女子駅伝は12月30日(月)朝10時に号砲が鳴らされる
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