<中村悠一×早見沙織×安野希世乃>「魔法科高校の劣等生」インタビュー 10周年で「気付けば築かれた絆」 “安心安定”のお兄様
早見さん 後輩に翻弄(ほんろう)される深雪がちょっといいんですよね。司波兄妹は完成されたところがあって、揺るぎないものを持っています。二人のパーソナルスペースに対してグッと入ってくる人はそこまで多くないのですが、そんな中で深雪がちょっと動揺したり、後輩に対してどんなふうに関わったらいいのかな?とあたふたするシーンもあったりして、第3シーズンならではです。
安野さん 水波としては、二人を偉大なる存在として見ていて、二人の世界に触れないように少し離れたところから見守って、心をちょっとソワつかせています。水波のりりしい表情も初めて見ました。いろいろな表情が見られそうです。
◇第3シーズンは懐かしい人も
--収録の様子は?
早見さん みんなで収録するのは久しぶりでしたね。
中村さん 第3シーズンは、懐かしい人もよく出てくるイメージがありますよね。新しい人もいますが、現場的にすごく変わった感じじゃなくて、新規で入ってくるキャストの方たちは、大変なのかもしれません。
早見さん 今回は、大人の方も多いですね。暗躍していたあの方が!と大人同士の会話がこれまでより多い印象があります。
安野さん 第1話の収録の時、人数が多くて、第2シーズンで参加した話数では、皆さんと多く顔を合わせる収録ではなかったので、今回そろい踏みという印象でした。これが魔法科高校か!となっていました。
--難しい専門用語も多い作品です。
中村さん 第1シーズンは説明も多く、どういう理屈の話をしているか分からないと伝えられないので、調べないと伝わらないと思いながらやっていました。普通に生活していて分かる範囲ではない用語も多いので、そういった難しさがありますね。深雪が完全に聞き手に回っていることを私は懸念しています(笑い)。
早見さん お兄様は技術者ですから(笑い)。私にも少しあるんですよ。長いワードをどこで区切っていいのか分からなくて、現場で聞いています。九校戦の競技名も難しくて、難しい用語もあるので、複雑ですよね。