53歳夫婦「定年退職までラストスパート、あと1000万円は貯めたい!同世代の貯蓄平均はいくら?」老後対策とは
定年退職を目前に控え、老後生活に対する意識が高まっている方もいるのではないでしょうか。「同世代はどのくらいの貯蓄ができているのか」と、50歳代の貯蓄事情が気になる方もいるでしょう。 【円グラフ】ウチの貯蓄は平均以上?50歳代の貯蓄額を見る。さらにシミュレーショングラフで「老後までの12年間で1000万円を貯める」方法もチェック! 今回は、「50歳代・二人以上世帯」における平均貯蓄額や、老後の平均的な家計収支などについて見ていきます。 また、「老後までに1000万円貯めたい夫婦」を想定し、貯蓄と資産運用の双方でシミュレーションを行いました。 GWで散財した方なども、しっかり引き締めていきたいこの時期。50歳代からの老後対策について、イメージを掴んでいただければ幸いです。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
50歳代・二人以上世帯の平均貯蓄額はいくら?円グラフで確認
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」より、50歳代・二人以上世帯の貯蓄額を見てみます。 ・金融資産非保有:27.4% ・100万円未満:9.1% ・100~200万円未満:6.4% ・200~300万円未満:3.8% ・300~400万円未満:3.9% ・400~500万円未満:3.8% ・500~700万円未満:5.6% ・700~1000万円未満:5.5% ・1000~1500万円未満:8.9% ・1500~2000万円未満:4.2% ・2000~3000万円未満:5.4% ・3000万円以上:11.2% ・平均値:1147万円 ・中央値:300万円 「金融資産非保有」から「300~400万円未満」までの割合が5割を超えており、より実態に近いとされる中央値は300万円となっています。 老後に必要となる資金は家庭によって異なりますが、ゆとりある老後生活を送るには心もとない貯蓄額といえます。 では、老後の生活費はどれくらい必要になるのでしょうか。