本物すぎて気づかれず! 色鉛筆で描く〝ぬいぐるみ〟にSNS驚愕 「質感がやばい」
あまりにも本物すぎて、色鉛筆で描いた絵だと気づかれなかったーー。X(旧Twitter)に投稿されたトリケラトプスのぬいぐるみの画像が話題です。先立ってメイキング動画を投稿したときは、本物のぬいぐるみだと思われたのか、一部のユーザーにしか「絵」だと気づかれない事態に。色鉛筆でリアリティーを追求する作者に話を聞きました。(withnews編集部・河原夏季) 【メイキング動画】色鉛筆で描いた「ぬいぐるみ」 本物すぎて気づかれず
「質感がやばい」
話題になったのは、色鉛筆アーティストの慧人(けいと)さん(@Yassun0222K)が描いたトリケラトプスのぬいぐるみのイラストです。 10月上旬、「トリケラトプスの人形を色鉛筆で描きました!! むちむち感を感じて欲しい~!!!」というコメントとともにXに画像を投稿すると、3万を超える「いいね」が寄せられ、100万件近く表示されました。 ユーザーからは、「質感がやばい」「ムチムチとモフモフが共存してる」「拡大しても色鉛筆には見えない!」と驚きの声が集まっています。 慧人さんはこれまでに、「ニンテンドー3DS」やファンタの缶、コカ・コーラの瓶、メガネ、コップなど、本物そっくりの立体画を数多く描いてきました。 ぬいぐるみに挑戦するのは今回が初めて。「以前から、ふわふわな毛の質感のものを描きたいという気持ちがありました。知人の4歳の息子さんに絵を描く機会に恵まれたので、このタイミングでやってみようと思いました」 ネットで見て一目ぼれしたトリケラトプスのぬいぐるみを買い、手元に置いて見ながら描いたといいます。制作にかかった時間は約80時間。40色ほど使ったそうです。
動物の毛並みとは違う
慧人さんは猫やフクロウなど生き物を描いたことはありますが、「ぬいぐるみは毛が短く毛束が太いので、動物の毛並みとは全然違います」と話します。 描く上では、ぬいぐるみをじっくり観察し、「毛流れを意識しながら立体感が生まれるように調節した」そうです。 「すべてを描くことは不可能なので、毛の質感など省略できる部分を考えながら色選びをしました。遠くから見たときには違和感なく、近くで見ると色鉛筆の線でしかない部分がたくさんあります」 光の当たり方を表現することが大変だったという慧人さん。上下・左右から当たっていることを意識しながら、白い空間に浮いているように見せることにこだわったそうです。