【横浜好き】ベイスターズ、クライマックスシリーズのキーマンを探してみた
10月12日からクライマックスシリーズ・ファーストステージがスタートします。レギュラーシーズン3位からの下剋上へ、まずは2位・阪神が相手となるわけですが、各データを見ながら『キーマン』になりそうな選手を探っていきましょう。
今季の阪神との対戦成績を見ると、初戦の予告先発である東克樹は5試合に先発して2勝1敗、防御率3.55で、今季の成績(26試合13勝4敗、防御率2.16)から見れば、あまりいい成績とは言えません。
特に9月に入ってからの甲子園での2試合は、開幕から続いていた連続クオリティ・スタート記録がストップするなど、いずれも5回で降板(5失点、2失点)となっています。対打者成績で見ると、近本光司に打率.316、大山悠輔には.429と打たれており、リードオフマンと4番打者をいかに抑えられるかが、カギになりそうです。
シーズン終盤に恋女房の山本祐大が故障離脱後は、伊藤光とコンビを組んでいますが、10月の試合では打撃面で存在感を見せていた戸柱恭孝と、どちらがスタメンマスクをかぶるのかも注目されます。
2戦目以降で先発が予想されるのがジャクソンでしょうか。ジャクソンは、今季の阪神戦は6試合に先発して1勝1敗と勝ち星こそ付いていませんが、防御率2.10とセ・リーグ相手ではもっともいい数字を残しています。特に甲子園球場では、3試合で防御率1.53と安定感は増しており、期待してもよさそうです。
対打者成績では、大山に.500、森下翔太に.385、佐藤輝明に.313と打たれていますが、近本、中野拓夢の1、2番コンビを打率1割台に抑えているのが好成績の要因となっているようです。
野手では宮崎敏郎が、対阪神戦打率.361、牧秀悟が.333をマークしていますが、初戦の予告先発である才木浩人が相手となると、牧の.167に対して宮崎は.429と、宮崎の方が期待できそうです。
才木の今季の対ベイスターズ戦防御率は、2試合で3.00ですが、宮崎以外にも佐野恵太が.429(対阪神戦は.267)、桑原将志は.600(同.273)と相性の良い選手が多く、今季32試合連続クオリティ・スタートを記録した東が本来の投球を見せれば、勝機は十分にありそうです。