【2024年注目のご当地コスメ】香川県小豆島発!大人の乾燥肌を救う、農薬不使用のオリーブオイル
無農薬のオリーブオイルでつくられたスキンケア
山田さんはオリーブアナアキゾウムシを自宅で飼育して、その生態を調べたことで農薬を使用しない栽培方法を確立。そんな中、スキンケア用のオリーブオイルを商品化することに。 「先輩農家がこれまでに試したことを伝え聞き、化粧品に向く品種や作り方に関して、漠然とした知識はありました。そこから3年ほど試行錯誤の末、肌に塗ってもベタつかないスキンケアオイルが完成。しかし、それらを商品化する工場を見つけるのにまたひと苦労。せっかく有機栽培で育てたオリーブオイルですから、汚染を防ぎ高品質な状態を保ちたいのに、有機栽培の原料に対応している工場が日本にはあまりないんです。ようやく長野県に工場を見つけて商品化にこぎつけることができました」 山田オリーブ園が展開する化粧品はスキンケアオイルと石鹸のみ。スキンケアオイルは、山田さんが育てたオリーブオイル100%のプレーンタイプと、長野県の工場が扱う国産有機バラ水を発売。農薬を使用しないで育てたオリーブは、花や実を害虫から身を守るためにより多くのポリフェノールやビタミンEを蓄えるため、抗酸化作用が高く美肌効果も抜群。敏感肌や赤ちゃんにも使えるほど優しく、そして何より食べられるほど安全なところも魅力。
スキンケアの最後の潤い補給としてもブースターとしても使用できる。わずか1滴でたくましく育ったオリーブオイルのパワーを実感することができるはず。左から/小豆島産オーガニックオリーブスキンケアオイル 30ml・10ml
そしてもう1品、食用の有機エキストラバージンオリーブオイルで作られた石鹸。原材料はオリーブオイル、水、シア脂、水酸化Na、ハチミツの5つだけ。正真正銘の無添加石鹸だ。80gの石鹸に40gもの小豆島産有機エキストラバージンオリーブオイルを贅沢に使用。小豆島産オーガニックオリーブ石鹸 80g このシンプルな処方が成立するのは、手間暇をかけ、愛情たっぷりに育てた極上のオリーブを使用しているから。自信があるからこそ、余計なものを入れずに素材で勝負しているのだ。毎日使うものだからこそ、私たち消費者もちゃんと取捨選択して、よりよいものを使いたいものだ。 取材協力/山田オリーブ園 取材・原文/新田晃代