漫才師にベストな環境を…2回目迎える『THE SECOND』の矜持【チーフP&総合演出インタビュー】
“結成16年以上”の漫才師たちによる、フジテレビの賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~2024』が18日に放送される(後7:00~11:10)。ギャロップの優勝で幕を閉じた初回から1年。今年のファイナリストに選ばれた8組は、タモンズ、ハンジロウ、ななまがり、金属バット、ザ・パンチ、タイムマシーン3号、ガクテンソク、ラフ次元となった。大いに盛り上がった前回大会を経て迎える今大会。チーフプロデューサーの石川綾一氏、総合演出の日置祐貴氏に話を聞いた。 【動画】『THE SECOND』に挑んだ東京ダイナマイト MCの東野幸治、ハイパーゼネラルマネージャーのくりぃむしちゅー・有田哲平、そしてスペシャルサポーターの博多華丸・大吉が見守る中、王座をかけて激突。組み合わせ抽選の結果、第1試合はハンジロウVS金属バット、第2試合はラフ次元VSガクテンソク、第3試合はななまがりVSタモンズ、第4試合はタイムマシーン3号VSザ・パンチとなった。 ――8組の組み合わせが決まりました。 日置 去年は手探りの状態で、ファイナルもどういう形になるかも決まってないですし、視聴者の方の反応もまったく見えない中でやっていたものに比べると、今年はある程度ゴールが、ぼんやりと見えている部分もあったので、去年よりかは落ち着いてやれているかな…。僕が落ち着いてもしょうがないですけど、落ち着いてやれているなという印象があります。選考会が始まってからはあっという間に過ぎたなというような印象です。 ――2年連続でファイナリストとして残っているのは金属バットさんだけということで、また新鮮な顔ぶれでの戦いにはなります。 日置 ノックアウトステージの組み合わせ抽選会で、去年のファイナリストの方たちを2の倍数の枠に入れたんですが、それは去年のファイナリスト同士がぶつからないように、という狙いです。毎回、同じ人たちが上がってくるより、そのまま上がるコンビもいれば、途中で敗れてしまうコンビも出る方が、この大会が盛り上がるんだろうなというふうに思っていたので。とはいえ、1組しか残らないというのは、思っていた以上にやっぱり各漫才師さんのレベルが拮抗してるんだなというのを改めて感じました。 石川 マシンガンズさんはすごく悔しがってくれていましたけど。みなさん一生出ることができる大会なので、毎年出てくださるといいなぁと思います。『THE SECOND』一座ではないですが、みなさんが引き続き出ていただけるような、持続可能な大会になればうれしいです。 ――マシンガンズの滝沢さんは敗退後にもXを更新して盛り上げているなど、惜しくもグランプリファイナルに出られなかった方々も、盛り上げていく仕組みみたいなものができているように感じますが? 日置 タイマンの対決なので、お互いのリスペクトや友情などが芽生えやすいシステムの賞レースだと思います。そういう意味では、各コンビの皆さんがお互いを応援したり、盛り上げてくれるのは、すごくありがたいなと思っています。