「楽しんでやることが1番の近道」スケートボード吉沢恋 五輪終え心境語る
パリ五輪スケートボード女子ストリートで金メダルを獲得した吉沢恋選手が19日、日本記者クラブで会見を行いパリ五輪について「やっぱり金メダルを取って嬉しいなって改めて実感するし、 ここまで頑張ってきて本当によかった」と振り返りました。 【画像】地元・相模原で報告会を行った吉沢恋選手 フランス・パリから帰国しメディアやイベントに引っ張りだこの吉沢選手。金メダルを獲得してからの自身をとりまく環境について「いろんな環境が変わった。実際に今インスタのフォロワーとか、取材してもらう環境がすごく増えて、やっぱり今までは追う側だったのが追われる側になると思う」と話しました。 さらに初めての五輪で金メダルをつかんだ吉沢選手。選手村では五輪ならではの経験をしたことを明かしました。「カヌーの選手と少し話をさせてもらって、テレビでも実際に競技を見てたんですけど、スケートボードとは違った難しさがあってバランス感覚とかずば抜けてあると思うし、そういうところは違う競技だけど、スケートボードにいきてくるなっていうところがいくつもあった」と他競技の選手との交流から学ぶことができたとコメント。 現在14歳で中学3年生の吉沢選手は、パリ五輪を終え今後挑戦していきたいことを聞かれると「今年受験シーズンになるので、やっぱり来年新しい高校に行けるように勉強も頑張るし、高校へ行っても多分いろんな出会いがあると思うので、やっぱり1番はスケートボードなんだけど高校に行っても頑張っていけたらいいな」と笑顔を見せました。 会見には吉沢選手の直筆で『楽しんでやることが1番の近道』と書かれたサイン色紙。「苦しいとかやらないとという恐怖で滑るよりも1番はできなくても『楽しんでやることが1番の近道』だと思っているので、大変になった時や苦しい時でも、そういう感情があるときはケガをしやすいと思っているので、楽しんでできなくても新しい技にも挑戦していけたら」と言葉にしました。