GI級競走2勝のトーホウエンペラーが死亡 28歳
ジャパンスタッドブックインターナショナルは25日、01年の東京大賞典、02年のマイルCS南部杯を制したトーホウエンペラーが同日に死亡したことを発表した。28歳だった。 【写真】トーホウエンペラーこれまでの軌跡 同馬は父ブライアンズタイム、母レインボーブルー、母の父ノーリュートの血統。伯父のレインボーアンバーは89年の弥生賞を勝ち、同年の菊花賞でも2着に入った。 99年の大みそかに水沢競馬場でデビューを迎え、連戦連勝の活躍でつぎつぎと白星を手中に収める。01年からは全国のダートグレード競走を渡り歩き、同年の朱鷺大賞典(現在廃止、交流GIII)を勝ち、浦和記念2着をステップに東京大賞典を制覇。02年には地元の大一番であるマイルCS南部杯を勝利するなど、00年代初めのダート路線で存在感を示した。 01年度、02年度と連続してNARグランプリ年度代表馬にも選出。引退後は種牡馬入りし、複数の地方重賞勝ち馬を送り出すなど、産駒は中央地方を合わせて500勝近くを挙げている。晩年は北海道新ひだか町の静内フジカワ牧場でけい養され、余生を過ごしていた。