<川床明日香>「虎に翼」で優未役 “母”伊藤沙莉と間違われて「自信に」 廊下ですれ違った佐藤二朗にも「沙莉ちゃんかと」
伊藤沙莉さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)に出演する川床明日香さん。第24週「女三人あれば身代が潰れる?」(9月9~13日)から、主人公・寅子(伊藤さん)の娘・佐田優未を演じている。子役の金井晶ちゃんや竹澤咲子ちゃん、毎田暖乃さんらによって引き継がれてきた人気の優未役で、終盤から登場することへの思いと共に、「自信になった」という舞台裏エピソードを語ってもらった。 【写真特集】「虎に翼」優未役で注目! 川床明日香、22歳の“素顔” 笑顔が可愛い!!
◇優未役に決まったときは「夢心地」
川床さんは、2019年度前期の連続テレビ小説「なつぞら」のスピンオフに出演したことはあるものの、本編は「虎に翼」が初となった。芸能キャリアのスタートこそ、ファッション雑誌「nicola(ニコラ)」(新潮社)のモデルだったが、元来はテレビっ子。朝ドラへの出演は以前からの目標で、優未役に決まったときのことを「ちょっと夢心地な感じでした」と振り返る。
「『虎に翼』は、4月から毎話欠かさず家で見て、『明日も頑張ろう』と思えるような作品でしたし、そう思える作品に出会えるよう『自分も頑張っていきたい』と思っていたところだったので、そんな『虎に翼』に出られるなんて、と夢心地な気分でした」
演じる優未は、第24週の時点で寅子、航一(岡田将生さん)、のどか(尾碕真花さん)と共に星家で暮らし、大学院で寄生虫の研究をしていたが……。落ち着いて物事をとらえて考え、寅子に率直に意見を伝えることもある優未だが、いち視聴者として優未の成長を「ずっと見てきた」という川床さんは、どうやって役を作り上げていったのか。
「ほかの作品では自分の役の幼少期ってどうだったんだろう、と考えて演じたりもしてきたのですが、今回は映像という膨大な資料がすでにあったので、そこはすごく心強い部分ではありましたし、このときの優未はこうだった、と明確化されているのは、新しい経験でした。あと優未は、矢印がつねにお母さんへと向いている感じだったので、映像を見返して自分の役にも取り入れるようにしました。本当に優未は軸がぶれない、というか、ちょっと達観してる、と感じてましたし、私も昔から『大人っぽいね』と言われがちで、それが優未に当てはまるのかどうか、自信を持っては言えないのですが、『何か分かる』と作り込まずに演じることができたのかなと思っています」