鹿島VS鹿島ユース“親子対決”は鹿島トップチームに軍配 “飛び級”FW徳田誉が先制点、TMで4―0
◆トレーニングマッチ(35分×2) 鹿島4―0鹿島ユース(26日・アントラーズクラブハウス) 鹿島がユースチームとのトレーニングマッチを鹿嶋市内で実施し、2本合計4―0で勝利した。 * * * 鹿島は鈴木優磨や柴崎岳などの主力選手を起用せず、控え組とみられるグループ主体の布陣に。先発はGK梶川、DF三竿、ミロサブリェビッチ、津久井、須貝、MF舩橋、樋口、須藤、ターレス、藤井、FW徳田の並びとなった。徳田は“飛び級”でのトップチーム入りとなった。 対する鹿島ユースは二種登録の大川佑俉、佐藤海宏らが先発に名を連ねた。ベンチには柳沢敦監督、小笠原満男アドバイザー、曽ケ端準コーチら豪華メンバーの姿が見られた。 1本目は1―0。須貝英大、藤井智也の2人で左サイドを崩すと、藤井の左足クロスは相手DFがわずかに触れたが、こぼれ球に徳田誉が反応。見事なシュート精度でサイドネットを揺らし、先制に成功した。須貝は1本目は左、2本目は右で出場したが、両サイドで積極的に前に出ていくプレーをアピール。チームへの貢献度は高かった。 2本目はユース選手3人を交えた布陣に変更。ユース選手が左サイド(左MF、左SB、左CB)に固まったこともあり、右サイドからの攻撃でリズムをつかむようになる。 2点目は須貝、須藤直輝の連係で右サイドを崩したことにより生まれた。相手GKの好セーブがあったものの、最後はMFターレスがこぼれ球を押し込んだ。ターレスは試合を重ねる毎に、チームメートに要求する声が増えてきた。ひたむきな姿勢はチームメートからも認められており、1つ数字を残すことができれば、乗っていけるはずだ。 3点目は、前半にユースチームで出場していた大川がこぼれ球を押し込んだ。最後はCKの流れからミロサブリェビッチが高い打点で合わせるヘディング弾で4点目をたたき込んだ。 20日のトレーニングマッチ筑波大戦で3アシストをマークし、この日も得点に絡んだ須藤は「ここで結果を残すしかないので、それだけ意識してやった」と振り返り「本当はゴールがほしいところだけど、練習試合を通していいプレーはできているんじゃないかと思います」と手応えを口にした。
報知新聞社