話題の【新NISA】は何が違う?ファイナンシャルプランナーに初心者が聞いてみた!|CLASSY.
【非課税保有限度額が大幅アップ】 現行NISAでは1人が保有できる金額は「つみたて NISA」で800万円、「一般NISA」で600万円でしたが、新NISAでは1人が保有できる金額が1,800万円と大幅にアップ。たとえば、年間の最大投資限度額360万円を投資する人は5年間、「つみたて投資枠」のみで投資をする人は15年間で枠を使い切る計算になります。
【現行NISAと新NISAは別口座に】 現行NISAと新NISAは別のものなので引き継がれることはありません。新しく開設された新NISAの口座で0円から始める形になります。今まで投資したお金は現行NISAの期限内(「つみたてNISA」は20年、「一般NISA」は5年)であれば非課税で口座においておけるので、新NISAの1,800万円の限度額とは別に非課税保有が可能です。
すでにNISAをやっている人はどうなるの??
\attention/ 【基本的には新NISA用口座が自動的に開設されます】 現行NISAを利用している場合、ほとんどの証券会社では’24年1月1日に新NISA口座が自動的に開設されます。「つみたてNISA」をしていた人は「つみたて投資枠」に同じ金額を積み立てるよう設定される金融機関が多いので、運用方針に変更がなければそのままでOK。せっかく増えた枠を活かして金額を増やしたい場合は再設定が必要です。 【現行NISAで「一般NISA」をやっていた人は要注意!】 「一般NISA」は’19年の投資分は’23年、’20年分は‘24年で非課税期間が終了します。現行NISA制度で期限をさらに5年間延長できる「ロールオーバー」をあてにしていた人もいるかと思いますが、新NISAになることで「ロールオーバー」ができなくなります。期限を迎える資金をどうするのか、早めに考えておきましょう。
■ファイナンシャルプランナー風呂内亜矢さん 1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®。初心者でもわかりやすいお金の解説で、メディアへの出演や著書も多数。YouTubeでも日記に交えてお金に関する情報を発信中。 イラスト/green K. 取材/加藤みれい 再構成/Bravoworks.Inc