2時間以内で登れる「ナイトハイク」 確認ポイント&最適の山「3選」【絶景「ご来光登山」チャレンジ】
山頂からの絶景を楽しむのは登山の醍醐味といえる。日中の景色だけでなく、ご来光もその1つだ。筆者も以前に「山頂から朝日を見たい」と夜間に登山道を歩くナイトハイクにチャレンジした。夜明け前に山頂に到着し、ご来光を楽しむのは想像以上の感動と達成感を感じたことを覚えている。 ■【画像11枚】朝日が昇る直前は稜線がシルエットに浮かび上がる! 言葉にできないほどの絶景「山頂から見る日の出」(写真をすべて見る) 山頂でご来光を見た感動が忘れられず、年に数回はナイトハイクで山頂からの特別な景色を楽しむようになった。今回はナイトハイクで気をつけたいことを、筆者の体験談と合わせて紹介したい。
■初めてのナイトハイクは「行ったことのある山」で
ご来光を見るためには、夜明け前の暗い時間帯に出発する。ヘッドライトを使用して歩くが、夜の登山道は視界が限られるため、日中よりも危険度は増す。 ナイトハイクは一度登ったことのある山を選ぼう。どんなルートで、どのくらいの時間がかかるのか、予想しやすいため、リスク回避につながる。また、リスク回避の観点からナイトハイクは1人ではなく、複数人で行動することをおすすめする。
■山頂まで「1~2時間で到着できる山」を選ぶ
最初は山頂まで長くても1~2時間で到着できる山を選びたい。それ以上行動時間が長くなると、睡眠時間の確保が難しく、体力面でかなりハードになる。危険箇所のない山を選ぶのも必要だが、それと合わせて山頂までの行動時間も考えたい。
■日の出時刻の把握と時間に余裕を持った行動を!
ナイトハイクでは事前に日の出時刻を調べておくのが必須だ。余裕のある行動時間の確保も忘れないようにしたい。 筆者がナイトハイクを始めた当初、日中の行動時間で計画し、日の出時刻に合わせて出発したが、予想以上に時間がかかってしまい、目的地に到着する前に夜が明けてしまったことがある。ナイトハイクはヘッドライトの明かりを頼りに暗い登山道を歩くため、視界が悪く慎重に歩くようになる。日中よりも時間がかかることを想定しておきたい。 山頂に向かう間に夜が明けてくると、日の出時刻に間に合うかが心配になり、焦ってしまう。その焦りが、思わぬ怪我の原因になったり、オーバーペースになったりする原因にもなるので危険だ。空が明るくなってきたからといって焦ることがないようにしたいのと、時間に余裕をもった計画で行動してほしい。