純烈、スタッフの提案にNGなしで乗っかる!「僕らは操り人形(笑)」 公演の裏側明かす
白川:パイロットの衣装を着させていただきましたが、我ながらよく似合っているなと思いました(笑) 後上:リーダーの野球のユニフォーム姿も似合っていましたね。 酒井:以前の公演で、ビジュアル撮影のときと実際の公演でキャラクターが変わっていたことがあったので、ここから変わる可能性も。本番も変わらないのは白川ぐらいだと思います。 ――後上さんと岩永さんもご自身の衣装の感想をお聞かせください。 後上:3人の秘密に迫る役とのことで、ちょっとくたびれたトレンチコートを着ましたが、トレンチコートが似合うような風格、貫録がゼロなので(笑)。『刑事コロンボ』みたいな感じにはなれるはずもないので、どうやってお客さんにニコニコしながら見てもらおうかなという感覚で作っていけたらと思います。 岩永:売れない俳優という役なんですけど、久しぶりに上下デニムを着て、自分的にはあんまり好みではないなと(笑)。でも新鮮だなと思いました。本番も同じなのか、変わるのか、どういう衣装になるのか楽しみです。 後上:前回、上がタンクトップだったから、今回、下がホットパンツというのもあるかもしれない(笑) 岩永:やれと言われれば何でもやります(笑) ――お芝居の中に歌もたくさん入りますか? 酒井:まだわからないけど、ミュージカルっぽくなるんじゃないかなと。純烈の3部作とまでは言いませんが、ある程度、集大成になるんじゃないかなと思います。
「みんなが喜んでくれるからやるぞ」という気持ち
――2部のコンサートはどんなものにしたいと考えていますか? 酒井:今度の武道館公演もそうですが、僕が決めるのは脚本や演出、映像などの幹部だけで、そこから派生する方々はお任せしています。主要な方たちはデビューからずっとやってきて、積み重ねたものがあり、信頼しているスタッフがチャレンジしたいということに乗っかるようにやってきているので、今回もそうなると思います。 ――スタッフの方たちがどういうステージを作り出すのかメンバーの皆さんも楽しみにしているんですね。 酒井:前回、俺らがビジョンで裸になる場面がありましたが、素材撮影のときに「上を脱いで、右から左に歩いてください」と言われて、何に使うねんと思いながら、言われたままにやっただけで。でもそれが楽しいから。僕らは操り人形です(笑) ――言われたことは全部やるように? 酒井:そう! この年になると、みんなが喜んでくれるからやるぞというという、どちらかというと受け身に。スタッフやお客さんが笑ってくれるならやろうという感じです。 後上:この年で、うれしそうに上半身裸をさらさないですけど、恥ずかしいと思っていても、やってみたら拍手や笑いが起きたとなると、「ま、いっか!」と。最終的にそれを何公演も重ねると「楽しかったね」と言っておうちに帰れます。 ――今までNGを出したことはありますか? 酒井:ないね~。そこはダチョウ倶楽部さんと一緒ですね(笑) ■純烈 2007年結成。元戦隊ヒーロー俳優中心の4人組ムード歌謡コーラスグループ。 メンバーは酒井一圭(リーダー)、白川裕二郎、後上翔太、岩永洋昭。2010年「涙の銀座線」でメジャーデビュー。「夢は紅白親孝行」を目標に掲げながら温浴施設で地道に活動を続ける姿が“スーパー銭湯アイドル”としてテレビ番組に多数取り上げられ、注目を浴びた。2018年、グループ結成から11年で『第69回NHK紅白歌合戦』初出場を果たし、6年連続出場継続中。11月25日には初となる日本武道館公演が開催される。
酒井青子