皇位継承の意見集約、来年通常国会目指す 衆院正副議長が一致
安定的な皇位継承に向けた与野党協議をめぐり、衆院の額賀福志郎議長と玄葉光一郎副議長が27日に議長公邸で会談し、来年の通常国会で「立法府の総意」のとりまとめを目指すことで一致していたことがわかった。関係者が明らかにした。 【写真】代表質問が行われた衆院本会議=2024年12月2日午後3時23分、岩下毅撮影 額賀氏らは当初、今年6月の通常国会会期末までの意見集約を目指し、各党に対する聴取を続けていた。だが、各党間では女性皇族の配偶者と子の身分のあり方、旧宮家の男系男子が養子として皇族復帰する案について、一致点が見いだせないでいた。関係者の一人は「いつまでも議論だけを続けていていい問題ではない。総意のとりまとめを目指したい」と話した。(藤原慎一)
朝日新聞社