【犯人分からず……】駐車場に戻ると車がぶつけられていました。新車なので元通りに修理したいのですが、保険でどうにかなりませんか?
当て逃げで車をぶつけられたときの対処法
当て逃げされてしまうとパニックになってしまい、適切に対応するのは難しいといえます。 しかし適切に対応しないと、自動車保険を使おうと思っても使えなくなってしまうかもしれません。適切に自動車保険を使えるよう、当て逃げされたときの対処法を知っておきましょう。 本項では、当て逃げされたときの対処法を解説します。 ◆警察に連絡する 当て逃げされたと分かったら、すぐに警察に連絡しましょう。当て逃げによる保険金請求をする際に、「交通事故証明書」が必要になるからです。当て逃げは犯罪行為でもあるため、保険請求をするつもりがなかったとしても必ず警察に連絡しなくてはなりません。 ◆事故当時の証拠を集める 警察への連絡のみならず、自分自身でも証拠集めをしましょう。自動車保険の約款上の権利を保全するためです。事故当時の証拠として有力となる、ドラレコの確認や目撃者探しなどをします。 証拠として有用性が高いのは、当て逃げした車のナンバーや運転者の特徴などの映像等です。ドライブレコーダーや目撃者がいない場合は、施設管理者に依頼して防犯カメラの映像を見せてもらうのもよいでしょう。 ◆自動車保険会社に連絡する 警察への通報と情報収集をしたら、保険会社に連絡します。自動車保険を使うかどうか迷っている場合であっても、当該事故の見積もりや翌年度以降の保険料について教えてもらえるので、まずは連絡してみましょう。 もし、自分の加入している自動車保険の補償内容が当て逃げ対象外だとしても、自走できない場合はロードサービスが利用できるかもしれません。また、加害者が見つかって示談交渉する際は、弁護士特約に加入していれば弁護士費用もまかなえる場合もあります。
自動車保険の契約内容を確認しておこう
加入している自動車保険が当て逃げにも対応しているかは、契約している補償型や補償内容によって違います。当て逃げされたときに慌てないためにも、普段から自分が加入している自動車保険について知っておくとよいでしょう。 当て逃げで自動車保険を使うと等級ダウン・保険料アップするため、使う場合は修理代と照らし合わせて検討してください。 出典 一般社団法人日本損害保険協会 問23 自動車保険の「等級」について教えてください。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部