惜しまれつつ閉店した百名店常連のパティスリーが復活!
ショーケースに並ぶのは、繊細な作りの伝統的なフランス菓子の数々。品数は約8種類と前店よりもかなり少ないですが、パイやタルトは朝に焼き上げ、ほとんどのお菓子は当日の朝に仕上げるというこだわりようです。 「自分が本当に作りたいお菓子にもっと手間をかけたかったんです」という長島シェフ。ショーケースには以前「僕のスイーツスペシャリテ」で取材させていただいたシェフのスぺシャリテ「キャラメル・サレ」もあり、なんだかほっこりした気分に。 伝統にモダンさを融合したシェフオリジナルのスイーツは何度でも食べたくなるおいしさです。
今回はそんな同店のスイーツの中から、シェフがぜひ食べてほしいという3品をご紹介します。
甘酸っぱさがクセになる! 彩りも華やかなフランスの定番スイーツ
一つ目は、貴婦人の帽子と呼ばれる優雅なお菓子「シャルロット ポワール」756円。ビスキュイ・ア・ラ・キュイエール(細長い形のビスケット生地)に洋梨とバニラのババロア、さらに赤い果実のジュレを合わせた一品です。トップには、イチゴ、赤スグリ、イチジク、ラズベリーをトッピングしています。 ※フルーツは日替わり。
「成城マルメゾン」での修業時代に人気だった商品を独自にアレンジしたというこちらの商品。食べてみると、洋梨の芳醇な香りと上品な甘さが口いっぱいに広がります。ババロアもバニラの風味がしっかりと利いていて、とってもリッチ。ビスキュイ・ア・ラ・クレームのほどよい甘さとババロアの濃厚な風味、そして甘酸っぱいジュレのバランスが絶妙です。全体的にふんわり軽く甘さも控えめなので、男性でも食べやすいはず!
サクサク感が病みつき! メレンゲを使ったキャラメルケーキ
二つ目は「ムラング シャンティ キャラメル」627円。キャラメルのシャンティをサクサクのメレンゲでサンドしたこだわりの一品です。トップにはスライスしたアーモンドをトッピングしています。
同店の特徴は、メレンゲの中をしっかりキャラメリゼしていること。キャラメリゼすることによって甘さと香ばしさが増し、キャラメルシャンティのほろ苦さが際立つのだとか。サクサクに焼いたメレンゲと濃厚なキャラメルシャンティが絶妙なバランスで、この味と食感はまさに唯一無二! アーモンドスライスの塩気が良いアクセントになっているので大きくても食べ飽きることはありません。メレンゲのサクサク感は一度食べると病みつきになりますよ。