ビーチの岩の後方に浮かぶ紫金山・アトラス彗星＝14日午後7時31分、読谷村の渡具知ビーチ（ジャン松元撮影）

　見頃を迎えている紫金山・アトラス彗星（すいせい）が14日、読谷村の渡具知ビーチで確認された。日没後の午後7時すぎ、西の低空にその姿がうっすらと浮かんだ。 【写真特集・動画】実況・スーパームーン月食　沖縄では夕映えの中で…

　水平線付近には、あいにく雲が低く垂れ込めていたが、切れ間から数分間、肉眼でもぼんやりとした淡い点が確認できた。撮影した写真には、長い尾も写っている。 　国立天文台によると、彗星はこの後、日本では20日ごろまでが観測のチャンスという。市街地では肉眼で見るのは難しいとみられるが、適切に設定したカメラで撮影することで、ぼんやりとした姿を確認できそうだ。 　10月下旬以降、彗星は太陽からも地球からも遠ざかり、徐々に暗くなっていく。