「信頼が失われた」バイエルンのキミッヒ、今夏の移籍を検討か?5つのビッグクラブが獲得に関心で「退団に前向き」との報道
バイエルン・ミュンヘンに所属する、ドイツ代表のヨシュア・キミッヒに移籍の噂が出ているようだ。米メディア『EURO SPORT』は、現在開催されているEURO2024ドイツ大会終了後に、同選手が移籍する可能性と移籍候補として名前があがっている5つのビッククラブについて現地時間24日に報じている。 キミッヒは、15年からドイツの名門バイエルンに所属。チームの主力として、ブンデスリーガのタイトルを8回、DFBポカールを3回、UEFAチャンピオンズリーグを1回制覇するなど、ここ数年の同クラブの成功に大きく貢献してきた。 しかし、報道によると、「ユーロ2024に出場するドイツ代表の一員である29歳のキミッヒは、バイエルン・ミュンヘンとの契約が残り12カ月となっている。ブンデスリーガの同クラブは売却に前向きだと見られており、バイエルンで新たな契約を結ぶことは期待されていない」と伝えられていた。 さらに、英メディア『FOOTBALL TRANSFERS』も、「これまでキミッヒの売却に消極的だったが、移籍金がかなり高くなる可能性があることを認識している」と述べた上で、「選手自身も新たな挑戦に前向きだ」と報じている。 また、キミッヒが移籍を望むのは契約更新をクラブがしないことだけではないようだ。記事では、「21年に新型コロナウイルスワクチン接種を躊躇していることを明らかにした際にバイエルンが彼へのサポートを拒否したため、クラブへの信頼が失われた」ことも原因であると指摘。 同選手自身も「クラブに対して以前抱いていた信頼感は、もちろん失われてしまった。何が世間に漏れるか分からない。一度や二度の会話で信頼を再構築できるわけではない」と、当時のクラブの対応によって信頼関係にひびが入ってしまったことを示唆していた。 ワールドクラスの選手として知られているキミッヒにはアーセナル、リバプール、マンチェスター・シティ、レアル・マドリード、バルセロナなど5つのビッククラブが獲得に関心を示していると報じられている。
フットボールチャンネル編集部