パリ五輪、エアコンなしの計画霧散 各国が空調2500台注文
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【7月3日 AFP】温室効果ガス排出を削減するため、空調を置かない設計になっているパリ五輪の選手村で、各国が2500台の移動式エアコンを注文していることが分かった。 選手村の担当者が2日、「人生最大の試合や大会に出場し、通常よりも優れた快適さや回復を求める選手に対して、具体的な解決策を提供することが目的になる」と話し、「約2500台のエアコンが注文されている」と明かした。 選手村の部屋数は合計7000室。環境に優しいテクノロジーの採用をうたい、地下水を使用した冷却システムによって村外よりも気温が少なくとも6度低いとされている。 しかし、夏のパリが近年熱波に襲われていることもあり、一部の国の選手が夜に眠れないのではないかと不安を抱いていたため、主催者は妥協案として、各国が自費で移動式の空調を注文できるようにしていた。(c)AFPBB News