映画館に息子を置いて家に…「忘れっぽい」ではすまされない夫の異常行動【漫画】
見た目は変わらないのに、どんどん記憶が薄れ、“自分が知らない”夫になってしまったら…? 時間や場所の感覚がなくなり、家族の顔でさえわからなくなる病「若年性認知症」を真っ向から取り上げ、SNSでも話題のコミックエッセイ『夫がわたしを忘れる日まで』(吉田 いらこ 著)から一部を公開します。 【前話を読む】“ささいなミス”なんて誰にでもあると思っていたけれど…「忘れること」が増え、少しずつ変わっていく夫に妻は
不安に思い、同僚に相談してみたけれど、「うちはそんなのしょっちゅう」「気にしすぎ」と言われるだけで…。
そんな状況の中、来週の休みに夫が息子を映画に連れて行ってくれることになったけれど、そこで夫が驚きの行動に出てしまい…。
彩と会うの久しぶりだね 今日は時間大丈夫? うん 旦那が子ども連れて行ってくれたから全然気にしなくていいんだー
よかった たまには羽を伸ばさないと! だよね
どうしたの? 知らない番号だ なんだろ はい… ✕✕シネマの者ですが はい
えっ?
いやいや… どういうことよ なんで陽翔を置いて
ひとりで先に帰ってるの? …ごめん ごめんじゃないでしょ
自分でも信じられないんだけど… …忘れちゃってたんだ
あーおもしろかった!
なにか飲みもの買ってこようか? うん ぼくコーラがいい!ゲームして待ってるね 了解
……あれ?
オレなんでこんなところにいるんだ? とりあえず帰ろう
だからなに? 子どもを忘れるってありえないんだけど
前々からおかしいところあったけど ごめん ちょっと異常だよ ごめん 彩の言う通りだよ 自分でもおかしいって思ってる…
一度病院で診てもらおうと思うんだ
…うんわかった 予約して 私も一緒にいくから 気のせいって思ってたけど 夫の中で何かが怒っているのかもしれない
今回紹介したのはこちら! 『夫がわたしを忘れる日まで』 吉田 いらこ 著 /KADOKAWA