4つの診断に答えるだけ!心理テストでわかる、仕事・上司との向き合い方
心理学は目に見えない人の心のしくみを知る手段。ライフハッカーでも「心理テスト」は人気のコンテンツです。 今回は『知識ゼロでも楽しく読める! 心理学』(西東社)をもとに、ビジネスに生かせる心理学のヒントを紹介します。
明日話したくなる心理テスト4つ
Q.1白い紙に、1本の木を心の中に思い浮かべて描いてください。 まずご紹介するのは「バウム・テスト」と呼ばれる心理テスト。描いた木にはその人の心理が投影されるのだそうです。ぜひ診断結果を見る前に、自分だったらどんな木を描くか、思い浮かべてみてください。 <診断結果> ・画面いっぱいに大きな木を描いた人→積極的で、自己主張が強いタイプ ・画面の4割以下の小さな木を描いた人→消極的で、劣等感や不安が強いタイプ ・大きな樹冠(樹木の上部、枝や葉の集まった部分)を描いた人→大きな目標があり、自己評価が高いタイプ ・葉を一枚一枚描いた人→自分を飾りたく、承認欲求が強いタイプ ・描いた枝が少ない人→外界に心を閉ざし、孤独になりやすいタイプ (『知識ゼロでも楽しく読める! 心理学』14~15ページ) 描いた木の大きさは自我のバランスを、樹冠は外界との関わりを投影しているそうです。本書では、木の実や幹の太さが示すタイプも紹介しています。 Q.2 仕事関係の人との距離は、どのくらいとるべき? 他人に立ち入られると不快に感じる距離を「パーソナル・スペース(個人空間)」といい、相手との関係性によって変化することがわかっています。 個人差はありますが、恋人や家族は「密接距離」でも気になりませんし、友人レベルは 45~120cmの「個体距離」が適切。3m以上はスピーチや授業などの複数の相手に話すときに適した「公衆距離」。 そして仕事関係の人との距離感に適しているのは、会話はできるけれど、手を伸ばしても届くか届かないぐらいの100cm程度の「社会距離」。 苦手な上司には近づきたくないかもしれませんが、100cmの距離までは歩み寄ってみてもいいかもしれません。 Q.3 一番売りたいランチを選ばせる最適な選択肢は? 人はものを選ぶとき、目安となるものを求めます。これを「アンカリング効果」というそうです。 たとえば1,200円のランチを売りたい場合、1択だと高いのか安いのかがわかりにくいですね。 では、2択だとどうでしょう? 「900円と1,200円」「1,000円と1,200円」という価格設定にすると、客は900円、1,000円という価格を得だと感じ、1,200円のランチを敬遠します。 逆に「1,200円と1,500円」だと「高級店で入りにくい」と思われやすいでしょう。 (『知識ゼロでも楽しく読める! 心理学』158ページ) 4択以上にすると、どれに決めていいか迷ってしまい、「買わない」という選択が増えるのだそうです。 つまり、3つの選択肢を用意して「売りたいものを真ん中にする」のが正解。れっきとした心理学に基づく方法論です。 あくまでも「ランチ」は例であり、ビジネスパーソンなら営業したい商品や部下への仕事の割り振り、クライアントへの提案にも応用できるかもしれません。 Q.4 寝相でわかる性格診断 では、最後の問題です。 深層心理は寝相にあらわれるのだそうです。明日の朝、目が覚めたときに自分がどんな姿勢で寝ていたか、ちょっと思い出してみてください。 <診断結果> ・抱きつき型(布団や枕を脚にはさみこむ姿勢)→理想家だが、欲求不満を抱えている状態 ・うつ伏せ型(完全にうつ伏せの状態)→まじめで几帳面。やや自己中心的なタイプ ・胎児型(横向きで、体全体を丸めた姿勢)→警戒心が強く、防御的。閉じこもりがちなタイプ。 ・半胎児型(軽く膝を曲げた横向きの姿勢)→バランスのとれた性格。社会に順応できるタイプ。 ・冬ごもり型(布団を頭からすっぽり包む)→慎重で思慮深い性格。繊細で悩みやすい面も。 ・王様型(仰向けで手足をのばした姿勢)→堂々とした自信家。不安やかくしごとがないタイプ。 (『知識ゼロでも楽しく読める! 心理学』192~193ページ) 本書には「会議を有利に進める席順」といったビジネス心理学や、あおり運転をする人の心理、別れ話を逆転させる心理学的手法などの話が98も載っています。 ビジネスに生かすのはもちろん、会話のタネにもなりそうですね。ぜひ手にとってみてください。 ──2022年12月2日の記事を再編集のうえ、再掲しています。 Source: 西東社
ライフハッカー・ジャパン編集部