リユース市場3兆円、自治体も続々参入 岐阜市はメルカリにネットショップ、名古屋市はジモティーとタッグ
メ~テレ(名古屋テレビ)
不要品を再利用する「リユース」。市場規模が拡大を続ける中、自治体の参入も相次いでいます。 岐阜市が4日からフリマアプリ「メルカリ」内にネットショップを開設。イベントには柴橋正直市長も出席し、オープンをPRしました。 何を出品しているのか聞いてみると…。 「岐阜市役所や岐阜市の施設で使用目的がなくなってしまったが状態が良く、もったいなくて捨てられないものを今回売らせてもらっています」(岐阜市 資源循環課 野々村聖子 課長) 市の児童施設で使っていて古くなってしまった絵本や将棋盤などのほか、トレーニング器具やカメラなど800点以上を格安で出品。バドミントンのラケットとシャトルの一部は、昼ごろにすでに売れていました。 Q:売れた瞬間はいかがでした? 「(ガッツポーズをして)やったーって感じです。市の人間としては、そう簡単に捨てることもできません。大事な市の財産なので、活用できるのは本当にいいことだと思います」(野々村課長)
岐阜市、子ども用品から防災備蓄品まで800点以上出品
また、いざという時に役立つものも…。 「これは防災備蓄品です。例えば水とか食品とか、おかゆ。消費期限がきてしまうので、それを今回お出しする」(野々村課長) 家族4人の1日分の水と食事のセットは1000円で出品。備蓄品の出品は、市民の防災意識を高めるためでもあるといいます。 「市民の皆さんがこういったものを蓄えることはとても大切だと思う。今回ならお安く入手していただけるので、皆さんに自分の家で蓄えるきっかけになるといいなと思っています」(野々村課長) 購入はメルカリのアプリなどを通して行い、岐阜市役所に自分で引き取りに来ることもできるといいます。 リユースでごみが減るうえ、岐阜市の収入増にもつながる今回の取り組みに、市民は? 「再利用できるのがいい。この世の中、物価が高いから」(岐阜市民) 「メルカリを使うことですごくハードルは低くなると思います。暇つぶしとかでいろいろ見たりすると目に入ってきて、そこからどんどんつながっていったりもするので。ネットサーフィンではないけど、いい考えだと思います」(岐阜市民)