佐藤将光 大会2日前にしても牛久絢太郎については「読みにくい。何をするか分からない」【RIZIN.48】
「RIZIN.48」(9月29日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日インタビューが9月27日、都内で開催された。 牛久絢太郎(アメリカン・トップチーム/K-Clann)と対戦する佐藤将光(坂口道場一族/FightBase都立大)が大会を2日後に控えた今も「何をするか分からない」と対戦相手を評した。 今大会、バンタム級は井上直樹(Kill Cliff FC)vs キム・スーチョル(韓国/ROAD GYM WONJU MMA)の王座決定戦が行われるほか、牛久vs佐藤、元谷友貴(アメリカン・トップチーム)vs 太田忍(THE BLACK BELT JAPAN)と今後のタイトル戦線に大きな影響を及ぼしそうな試合が並ぶ。 佐藤は前戦で井上に敗れてはいるものの、今回は元ファザー級王者の牛久が相手とあって、勝てばタイトル戦線に向け大きなアピールとなる。 佐藤は今回の試合に向けては「いつもどおり。練習内容は特に変えることはなく、重点的にやったことも。ボトムの動きとかはいつもより多めにやりましたけど、そんなにこれといって強化するところではなく相手の対策と自分の技術の向上を意識してやってきた感じ」と普段通りを強調。
牛久については「力が強いのと思考が読めないところが他の選手とちょっと違うところな気がする」と会見でのコメントと変わらず。この「思考が読めない」については「他の選手だと、例えばローを効かせてハイキックを狙うとかするが、飛び出してくる技が伏線を回収しない。エサをまいてからではなくいきなり来るから読みにくいというのはある」などと説明。そのうえで対策については「まあ、何をするか分からないという心構えをして(笑)。もう想定しようがないので」とここについてはお手上げの様子。 試合展開についても「向こうは多分、組みにくると思う。打撃をやりながらどこかでテイクダウンを取ってから作ってくると予想している。僕はどうだろう…。読めないな」とのこと。 対戦が決まり、牛久対策を練るうえで一番参考になった試合については「全部ですね。試合によってやること違うので、情報として入れておかないといけない。一番見たのはオーソドックスの選手と戦っている時なので斎藤くんと萩原くんの試合を一番見ました。全部見て、こうやっていこうというプランは決めました」と語った。 今回のRIZIN3戦目にあたり「自分がRIZINを代表する選手になれたらいい」と語る佐藤なのだが、そのRIZIN代表する選手に必要なものについては「求心力と強さ」と語ったうえで、ベルトについては「うーんどうだろう。ベルトを獲ったらそうなれるかといったらそれだけではない気がします」との見解を示した。 また佐藤については「渋い」「職人」と表現されることが多いのだが「どちらかというとそういうタイプ。瞬発系とかじゃないからそう見られるし自分でもそうだと思っている」と受け入れつつも「“ミスターいぶし銀”の“ミスター”がすごいひょうきんな感じ(笑)。なんか違うやつがいいんだけど。いぶし銀はいいけど、どう思います? もうちょっと新しいのが欲しい」と語る場面もあった。